#21 ページ22
かっちゃんに無理やり連れていかれる感じで、教室へ戻った。
「え、ちょ、Aどうしたの!?そんなに大号泣して。」
『耳郎ちゃぁぁんん』
「なに?爆豪になんかされたの?」
「あぁ!?てめぇ何言ってやがる、俺はなんにもしてねぇわ!!」
「ちょ、今爆豪に聞いてないから。私が聞いてるのはAだから。」
「はぁぁ!?おい、ビャービャー泣いてないで何とか言え!スピード女!!」
「ちょ、爆豪落ち着けって。泣いてる女の子にそうやって言っちゃダメなんじゃないか!?」
『ごめんね、ごめんねぇぇ。なんも爆豪くんは悪くないよ。ただちょっとさっき怖かったってだけで。』
うん、怖かった。
なんでだろ?こんなに泣いたことないのに。
相澤先生のこと考えてると、何をどう謝ったらいいのか分からなくて、ただただ涙が溢れてくる。
「やっぱ爆豪が悪いんじゃん!」
「今こいつ、俺はなんも悪くねぇって言ってたじゃねぇか!」
「そうだけど、多分悪化したのは爆豪のせいなんでしょ!?」
「ちょ、ちょ、今このタイミングで喧嘩はよそうぜ?みんな、色々思ってることがあるんだろうからよ。陽月も、何があったのかは知らないけど、あんまり泣きすぎるなよ。」
『うん、ごめん、みんなありがとうう。私のことは気にしないで大丈夫、だよ。』
何とか話せるまでは泣き止んだ
「陽月、俺がなにかしたのか?」
『え?轟くんが、?特に何も…』
「そうか、てっきりあの時言ったことが相当心に来たのかと思ったんだが。」
『あれは別に、気にしてない。』
「そうか。早く泣きやめよ。」
((いや轟何言ったの!?))
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あの後、結局私が泣き終わるまでみんな慰めてくれて、少しは気が楽になった。
それに、あんなに泣いてたのに、誰も理由を聞かないでいてくれたし、ほんとに優しい人達だよな…
「おい、」
『なに?うわっ』
「ちったァ泣き止んだか?この泣き虫。」
『なにこれ、ココア…?爆豪くん、そんなに気を使えたんだね。』
「あぁん!?てめぇは俺を怒らすのが好きなようだなぁ!?」
『ありがとう、私ココア好き。』
「ガン無視かよ!で?何があった。てめぇが半分野郎と広場に戻ってきた時はそんなしんきくせェ顔してなかったろ、何かあったのはその後か?てめぇ、俺らがオールマイトの援助してた時、いなかったよな。どこで何してた?言えや!」
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作者名:レモネード x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 15時