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#20 ページ21

「「両腕粉砕骨折、顔面骨折、幸い、脳系の損傷は見受けられません。ただ、眼窩底骨折が、粉々になってまして…目に、何かしらの後遺症が残る可能性もあります。」だそうだ。」

「ケロ…」

「そんな…」



相澤先生…





どうしよう、私のせいだ。もっとちゃんと治癒できてれば…

「13号先生は?」

「治療は終わってる。背中から上腕にかけての裂傷が酷いが、命に別状なし。オールマイトも、同じく命に別状なし。リカバリーガールの治癒で、十分処置可能とのこと。保健室にいるよ。」

「デクくん!」

「緑谷くんは!?」

「みどり…あぁ、彼も、保健室の治療で、間に合うそうだ。」

「良かったぁ。」

「さあ、教室へ戻ってー」

「「はい!!」」


ほんと、まだまだ力が足りなかった。


後遺症が残らないようにって思ったのに

両腕、特に肘の怪我は治せたけど、顔がそこまでやられているとは…

ごめんなさい、相澤先生

謝りに行かなきゃ。さっき、救急車に乗せる時に病院名は耳にした。明日、いや、今すぐにでも行って…


「爆豪!教室戻れってよ!陽月も、行くぞ!!」

「わかってるよクソが!!」


いつ行こう。たとえ今から行ったとしても、相澤先生が目覚めてなかったら意味ないよね…?

いや、意味はあるけど、ちゃんと面と向かって謝れないし…


「おいスピード女ァ!!何ボケっとんだ!!さっさと教室戻れって言われただろうが!!」

『かっ、ちゃん…』

「あぁ!?誰がかっちゃんだ!!って、おい、てめぇ、何泣いて…」

『え?』

「気づいてねぇのかよ!?ちょっと俺に言われただけで泣くなこのアマが!!」

『…うん、そうだね…』


泣いてるって言われたって、そりゃあ一人の人助けられなかったんだよ…?


まあ、敵側の私が何言ってんのって感じかもしれないけどさ




「っだぁーー!!しんきくせェなぁ!何がそんなに悔しかった?言ってみろよ!」

『そんなこと言ってるかっちゃんこそ、緑谷くんの今日の動きみてモヤモヤしてたクセに…』

「あ?てめぇいまなんつった?」

『ごめん、なんでもない。こういう時、つい相手を怒らせるような言い方しちゃうのダメだよね、悪いよね…』

「てめぇ何言って… あぁ、もう、さらに泣くな!めんどくせぇ」

『めんどくさくてごめんねぇえぇぇ』

「嘘だよ嘘、めんどくさくねぇから!!調子狂うなぁ!ったく、とりあえず戻るぞ。話はそれからだ!」

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設定タグ:ヒロアカ , 名探偵コナン , 爆豪勝己   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:レモネード x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 15時

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