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「すっげーー!USJかよ!!?」
「水難事故、土砂災害、火事…etc. あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名も…ウソの(U)災害や(S)事故ルーム(J)!!」
((USJだった!!))
それって色々引っかかりそう
「スペースヒーロー「13号」だ!!!災害救助でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー!」
「わー私好きなの13号!!」
『そうなの?私あんまりヒーロー知らないんだよね…』
「うん!すっごい可愛くて、紳士的で、人を助けるの!!」
そう言ってるお茶子ちゃんが可愛い…
「なんかふわふわした空気が流れてるーーー」
話してる間に相澤先生と何やら耳打ちしていた13号先生は、それが終わるとこちらへと向きをもどし、お小言をなんかたくさん数えていた
長いお小言はやめて欲しいなぁーー
「皆さんご存知だとは思いますが、僕の個性は"ブラックホール"どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます。」
「その個性でどんな災害からも人をすくい上げるんですよね」
へぇー、すごい
コクコクうなずいてるお茶子ちゃん可愛い…
「ええ…しかし簡単に人を殺せる力です。皆さんの中にもそういう個性がいるでしょう。超人社会では個性の使用を資格制にし厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。しかし一歩間違えれば容易に人を殺せる行き過ぎた個性をここが持っていることを忘れないでください。」
まあ、世の中には個性がなくても人を殺す人もいるんだけどね…
この数ヶ月で私はそれをよく思い知った。
「相澤さんの体力テストで、自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体感したかと思います。この授業では心機一転!人命のために個性をどう活用するか学んでいきましょう。君たちの力は、人を傷つけるためにあるのではない、救けるためにあるのだと心得て帰ってくださいな。以上!ご静聴ありがとうございました」
「ステキー!」
「ブラボー!ブラーボー!!」
ほんと、ヒーローが言う言葉は説得力あるよなぁ…
てか、相澤先生のってそんな意味あったの?
絶対可能性があるかないかの確かめだけでしょ…
「そんじゃあまずは…」
なにあれ
黒い、モヤ…?
「ひとかたまりになって動くな!!!」
「え?」
「13号!!生徒を守れ」
「なんだありゃ!?入試の時みたいに、もう始まってんぞパターン?」
「動くな、あれは」
「
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作者名:レモネード x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 15時