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「今回は、俺とオールマイト、そしてもう1人の3人体制で授業をすることになった。」
なった…
ああ、この前のヴィラン連合による(仮定)雄英のバリケード突破の件があったからか。
「ハーイ!何するんですか!?」
「災害水難なんでもござれ 人命救助訓練だ!」
人命救助ねー
ヒーローとしての本質って感じなのかな?
「今回はコスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練所は少し離れたところにあるからバスに乗っていく、以上、準備開始」
「デクくん体操服だ、コスチュームは?」
「戦闘訓練でボロボロになっちゃったから…」
そりゃ、あんだけ派手なことすればコスチュームも壊れるよ…
「バスの席順でスムーズに行くよう、番号順で2列に並ぼう!」
…
「こういうタイプだったくそう!!」
「意味なかったなー。」
まあ確かに
普通、あのなんかツアーとかで乗るようなバスだと思うよね
まさか普通のバスみたいな形だとは思わないよね
私は、空いているところがなかったため轟くんの隣に座った
そういえば、この前喧嘩口調で言い逃げしちゃったんだよな…
『あの、轟くん…』
「ああ、陽月か。」
いや気づけよ
私ってそんなに存在感薄いか?(多分轟が興味無いだけ)
『あ、その、この前はごめんね?結構強い言い方した上、そのまま立ち去っちゃって…』
「別に、気にするな。」
『うん。私ね、個性のことを教えたくないわけではないんだけど、そのことであそこまで言い合いになるとは思わなかったの。でも、それでも、私は個性教えるつもりは無いよ。』
「そうか。ただ、俺が体育祭で勝つためにお前の個性を知りたかったのも事実だ。そこまで言うなら、俺はお前の個性を知らずにお前に勝つだけだ。」
『そっか。私も、君に負けないよう頑張るね。ありがとう。』
ありがとう。そう伝えると、目を見開いたが、すぐに窓の方を向いて、寝てしまった。
そんなに私と話したくないのかい、初期ロキくん…
それに私は、体育祭で勝つつもりはないんだけどな
「派手で強ぇっつったらやっぱ轟と爆豪だな」
「爆豪ちゃんは、キレてばっかだから人気でなさそ」
「んだとコラ出すわ!!」
「ホラ」
『フッ』
「おい、スピード女。鼻で笑うとはずいぶん上からだなぁゴラァ!!」
『ごめん、梅雨ちゃんのが的確すぎて笑』
「てめぇまじぶっ殺すぞ!!」
「おい、お前ら静かにしろ」
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作者名:レモネード x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 15時