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マスコミ…?
ああ、あの時確か校門近くにいたからか
「爆豪にはすぐに聞いたんだが、陽月には聞いてなかったからな。あの時の状況を、覚えてる限り話してくれると助かる。」
爆豪くん、先生たち見えた途端そっちの方行ってたの…?
『その事なんですけど、爆豪くんと話してたので、詳しくは見てないです。ですが、サイレンの前に校門が壊されたような大きな音とかは聞こえませんでしたよ。』
「なるほど、突如サイレンがなって、マスコミに気づいたと。」
『そうですね。その後すぐ校内入ったので、わかるのはそれぐらいです。』
「わかった、協力ありがとう。それと、これからはやる気なさそうに訓練に取り組むなよ。」
『はーいわかりまし「伸ばすな」はい。』
特に怒られなくて良かった…
別に相澤先生に怒られるのが嫌いな訳では無いが、怖いからあんまり怒られたくない。
うん、仕方ないよね?
教室に戻ると、何故か轟くんだけ残っていた。
『轟くん…?どうしたの、こんな時間に1人で残って。』
「いや、陽月のことが気になってな。俺の指示のせいなら問題があると思って。」
え、これほんとに噂に聞いてた初期ロキくん?
かなり優しめな気が…
「どうした?やっぱりその件だったか?それなら、俺はあいつに負けないためにももっと指示の出し方を工夫しなきゃなんねぇ」
『あ、ごめん違うよ。聞かれたのは、他のこと。だから、轟くんのせいじゃない。』
「なんだ、そうか。ならいい。じゃあ、またあした。」
あ、ここまで残って一緒に帰らないのね…
なんて考えながら轟くんを見ていた。
「?なんだ?一緒に帰るか?」
今度は一緒に帰るの…?
『どっち?一緒に帰るの?帰らないの?』
「どっちでも」
『…』
ダメだ、このクラスの人まともに話ができるのお茶子ちゃんくらいだ
爆豪くんと言え、全然話が噛み合わない
「どうした?陽月、待ってるから準備しろ。帰るの遅くなるぞ」
あ、結局、一緒に帰るんですね
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作者名:レモネード x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 15時