バカで女子力がないマネージャーの日常【ハイキュー】 【青葉城西】

女子ってマジめんどい。ていうか、私も女子だが。 ページ35

放課後


しんとした教室に数人の女子がある人物の机を取り囲んでた。


モブA『ねーねー！昨日のアレ見たー？』

モブB『及川さんと遠野さんの？見たよ！アレ！ムカつかない！？』


彼女らは及川のファン。昨日の及川と遠野のツーショットを見ていた奴らだ。


モブC『それなー！それならさ、遠野さんいじめない？』


モブA『さんせー！』


モブC『まず、どーする？』

モブB『んー？あ、遠野さんのカバンあるからそれ捨てよー！』


彼女がバックに手を差し伸べた時だ。


貴)なーにやってんの？お・前・ら。


モブA『ひっ！と、遠野さん。』



貴)今の会話、ぜーんぶ聞いたよ。私をいじめるねえー。面白そー。


目が笑っていない。内に秘めている憎悪が瞳に映える。


モブC『あんたがいけないのよ！及川さんと一緒にいたなんて！この男好き！私の及川さんから離れろ！』


貴)男好き？貴方がそれ言っちゃう？及川さんはあんたの物になった訳じゃないしw


モブB『はぁ！？あんた！何なのよ！よく、人の好意をそうやって踏みにじれるよね！』


貴)(ふーん。モブCは及川のこと好きなんだー。こんなブス振られるな。速攻。)人の好意わ踏みにじってなんてない。ていうかさ、あんた。私のこと男好きって言ったけどそれあんたにそっくりそのままお返しする。


モブC『は、はぁ！？』


貴)あんた、この前サッカー部の柴田先輩にフラれて腹いせに柴田先輩の盗撮画像SNSに流したらしいじゃん。


モブC『何でそれを！』


貴)さぁ、なんでだろーね？あ、そのバック返してよ。じゃ。


私は踵を返して帰っていった。


貴)言っとくけど。さっきの会話盗聴させてあったからさ、またこんなことしたら及川さんにこれ流しちゃうよ？じゃ。

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