バカで女子力がないマネージャーの日常【ハイキュー】 【青葉城西】

10年間の片思い 国見side ページ14

暗い夜道を俺はとぼとぼと歩きながら帰る。


制服のポケットに手を突っ込んで、何かないかと探したら昨日買った塩キャラメルがまだ残っており食べる。



それにしても、さっきのあいつは可愛かった。



俺は、あいつ。遠野 Aの事が好きだ。





小学校が同じで1回だけだが同じクラスになれたきり。残念ながら中学は別れてしまったが・・・。





最初は、軽くちょっかいを出していた。幼い『バーカ！』とか『禿げろ！』とかな。





あいつはスポーツがまぁ出来た方なので男子からよく休み時間は野球だのサッカーだのに誘われていた。


でも、相変わらず勉学はダメ。だが、運動は動物並みだった。



でも、あいつを何故か気に入らない奴らがいた。なんで勉学できなくて運動できるんだと思っている奴らがいた。


当時の俺はまだ幼くてそれが嫉妬とか妬みいうことは理解できなかった。そして、そいつらからのちょっかいはエスカレートしていった。



どんどんそいつへのいじめへと発展していった。



あれは、小4の秋ぐらいのことだった。





あいつんちは、結構訳ありでかなり複雑な家庭関係がある。




当時小4の俺には『浮気相手』や『不倫』という難しい言葉がよく分からなかった。


それを知った、そのいじめグループのリーダー格のやつがあいつにトドメの一言を放ったしまったのだ。




『○○○○○！○○○○○！！！』


当時、俺はそのリーダー格の奴と仲が良くあいつのいじめに加担していた。



今思えば最低だよな。

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