* ページ14
空音side
翌日。
今日は休日だ。なのに私は珍しく早起きした。
「あら、空音。今日は早起きね。何かあるの?」
「あ、えっと、隣町まで買い物に行こうかなって思って」
「そう。まあ、気をつけて行って来なさいね」
お母さんごめん。壮大な嘘ついた。
買い物になんて行かない。ドレシアを探しにアイカツプラネットの世界に行くんです。
本当のことを言うのはいつになるのやら。
事務所に向かっていると、凪帆がいた。
どうしよ、バレる。
とりあえず物陰に隠れると、凪帆が妹と横を通り過ぎて行った。
あっぶな。
結局事務所に着いたのは、家を出てからかなりの時間が経ってからだった。
「あら、空音。今日、大丈夫そう?」
「はい。あ、アイカツプラネットって、私一人で行くんですか?」
これは心配していたこと。私一人でアイカツプラネットに行くのは無理。
誰か付き添いが欲しいなと思っていた。
「安心して。今日仕事がなかった舞桜と響子が着いていくわ。ちなみに舞桜はハナ、響子はビートって名前よ。覚えておいて」
「はい」
よかった。一人じゃない。
私は前回とは違う方法でアイカツプラネットの世界へと向かった。
…やっぱり慣れない。
このキラキラした世界と雰囲気に。
いつになったら慣れるかな。
ってあれ? ハナさんとビートさんは?
そう思っていると、遠くから声が聞こえて来た。
その方に目を向けると、スケボーに乗ったビートさんとそのビートさんを追いかけるハナさん。
この二人、実在したんだ。
今まで、私にとってテレビの中の人だったから。
「ちょっとビートちゃん! スピード考えてよ、早くて見失うかと思った!」
「って言いながらも迷子にならずに着いて来てるじゃない、じゃない?」
「まあ、これくらいなら」
会話をするお二人とその二人をチラチラ見つめている周りの人。
そして私。
テレビで見るより、かわいい。かっこいい。
「あっ、ごめん空音ちゃん。あまりにスケボーも楽しくてここに来た目的忘れるところだった」
「忘れてはいけませんよ、ハナさん。えっと、空音さん。お尋ねしますが、どんなドレシアの力が宿ったドレスを着たいですか?」
「えっと…」
どんなのがいいんだろう。
しばらく考えて、頭に思い浮かんだものがあった。
「自然を感じられる… そんなドレシアはいますか?」
ーーーーー
長らく更新出来ずすみません。
今日からちゃんと更新します。
53人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なーちゃ☆ - 語彙力あって凄く羨ましいです!アイカツ大好きなので楽しみにしてます! (2021年8月6日 22時) (レス) id: 4df85653ff (このIDを非表示/違反報告)
ミア - もうすぐ一ヶ月経過しますが、大丈夫ですか? (2021年7月8日 23時) (レス) id: ee6c7afba5 (このIDを非表示/違反報告)
珠莉(プロフ) - ミアさん» 毎回コメントありがとうございます! メッシュを入れようとしましたが、現在イメージ画像に使わせていただいているメーカーは、メッシュを入れることができなかったはずなので、画像にメッシュを入れることはできないと思います... (2021年5月14日 22時) (レス) id: 259544e84a (このIDを非表示/違反報告)
ミア - アバター可愛かった。アニメを見て思いましたが、アバターの髪が2色使っていますよね?ソラの髪もメッシュをいれた方がいいと思います。 (2021年5月9日 20時) (レス) id: fe5a16e623 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - いよいよアバター!!!どんなアバターが完成するのか楽しみ過ぎ! (2021年4月25日 22時) (レス) id: fe5a16e623 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ