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PROLOGUE. ページ1

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 日常は、めまぐるしい。



 
 まるで、紙芝居のように次々と変化していく。






 時折、私を置いていく。







 昨日にはあったものが今日突然無くなったり



 昨日には無かったものが今日突然現れたりする



 
 それはもちろん、物だけじゃなくて



 " 安全 " とか " 信頼 " とか



 概念も例外ではなかった。






 でも、空だけは、ちがう。




 どんなに私が落ち込んでも、


 どれだけ私が悲しくても、



 空だけは、空だけはわたしに惑わされずに、


 ずっと蒼いまま




 
 空は、近いようで、遠い。

 手を伸ばしても、屋根に昇っても、手は届かない。





 空を飛ぶって、どんな気持ちなのかな。






 私は、いつか、空みたいになりたい。





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作者名:来世は春菊 | 作成日時:2023年11月25日 23時

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