クイズに愛された美少女

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「問題。」

「「超ド……(ぴんぽーん)」

『ドレッドノート』

「正解！」

まず一問取れたことに一安心。

そして師匠の視線を感じながらボタンを握り直す。



「問題。」

「ボクシングで、赤コーナーでも……(ぴんぽーん)」

「ニュートラルコーナー」

「正解！」
今のは押し負けてしまった。
しかし一喜一憂していては勝てないので、一旦落ち着く。




「問題。」

「日本で最初の女性天皇はすい……(ぴんぽーん)」

押したけど少し自信がない。
けど、私には見てくれてる人がいるから……！

『後桜町天皇』

「正解！」

良かった。
「後悔しそうなスルーはしない方がいい」という師匠の教えを生かせた。



「問題。」

「日本の１円きっ……(ぴんぽーん)」

『前島密』

「正解！」

この問題はちょうど歴史で勉強してたときに川上さんに取られて悔しかった思い出がある。



「問題。」

「人工的に作られた最初の元素……(ぴんぽーん)」

「テクネチウム」

「正解！」

悔しい。"人工的に"のときに頭に人工芝が出てきて躊躇してしまった。



そして両者が正解を重ね、

「4マル0バツと3マル0バツです。」

ついにあと一回勝てば勝利となった。

「問題。」

「ボウリングでパーフェクトを達成したときのス……(ぴんぽーん)」

『300点』

「正解！」

この問題はスコアの場合と投数の場合があるので要注意だと師匠に教わっていたので勝てて良かった。



その後、「感想会しよう！」という流れになり、いろんな人とお話することに。


「A良かったよ！カッコいい！」

と伊沢さんに褒められてしまった。

『えぇ……伊沢さんには勝てませんが嬉しいです。』


次にお話ししたのは鶴崎さん。

『問読みありがとうございました。楽しかったです。』

「いやいやー、僕こそ問読みありがとね。というか本当に強いね、びっくりした。」

『そんなことは……。ありがとうございます。』


鶴崎さんのはにかみ笑顔が可愛い。


次は水上さん。

『お強かったです。一緒にいてくださってありがとうございました。』

「いやいや、こっちこそずっとファンだった子に会えて嬉しいから。」

なんて会話をし、連絡先を交換した。
クイズ友達(?)が増えて嬉しい。



そして最後は川上さん。

『師匠の教えのおかげです、ありがとうございました！』

「いや、Aの実力だよ。次がんばろ。」

『はい！』


褒めてもらえるのは嬉しい。

嬉しくなった頭を冷静に戻していかなければ。

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