Show your First love 2

49 sho ページ19

里花ちゃんが部屋を出て行った後も




俺は心臓のバクバクが収まらない









俺はもしかして、、、、









考えればいくつでも思い当たる




里花ちゃんと出会ってから、




里花ちゃんのことをもっと知りたい、




なんてこと今までの共演者には感じなかった






笑顔をみるとうまくいえないけど、胸の奥がぎゅんとして、うまく笑えない







ばーちゃんに昔の話を聞いた時も





運命なんじゃないかって




知らず知らずのうちに、心のどこかで嬉しくなった。









、、、でも、俺は、その先は考えないようにした






このドラマは俺にとって、そして、里花ちゃんにとっても、





主演に選んでもらった






すごくすごく大切なものだし、






なにより、今、この時期は、





キンプリのメンバー全員にとって





1番重要な時期だ。









俺は、今まで、いろんなものを踏み台にして




やっとの思いで、デビューを勝ち取った。









本当に、本当にかけがえの無い良き仲間、ライバルでもあった関西Jr.の先輩、後輩。








東京にでてきた俺と、快く仲良くしてくれたJr.、先輩たち。







当時、全くの無名だった俺に、いきなりドラマで初主演を任せてくれた人たち。







昔からヤンチャで、大きな病気もして、手のかかった俺を、支えてくれた家族。






俺がこうして頑張れてる根底には、
やっぱり家族を支えたいっていう思いが
なにより一番強い。






そしていつも全力で応援してくれてる地元の先生、友達。そしてファンの人たち。









そして俺自身も、これでいいのか、俺でいいのか、すごくすごく悩んだ時期もあった。





オールマイティーなんて言われることもあるけど、ほんとはそんなんじゃない。





そんな世間の期待と、自分の知ってる自分とのギャップに苦しんだこともあった。









、、、でも最後にたどり着く答えは、いつも一つだった。






俺は、お世話になった人たちみんなに、






活躍しているところをみせて、安心してほしい。






俺たちがデビューしてよかったって、応援していてよかったって






心の底から思ってほしい。







その一心でやってきた。





今は、他のことを、仕事以外のことを、考えてる余裕はない。




だから、俺は、意識的に、無理やり、自分の心にフタをした、、、

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