恋愛 (ページ10)

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廉「お前やだってなんや」

『やだもん、別に紫耀と食べる約束もしてないし』

廉「じゃあなんで食べとん！俺だけハブか！」

『しらんわ！勝手にいるだけだもん』

授業がおわったチャイムと同時に私の机の前に表れ文句を言い始めた廉

そんな怒る？？

紫「俺も廉と一緒飽きたぁ」

いつの間に入ってきたのか
気づけばこの言い争いに参加する紫耀

廉「はぁ？俺も紫耀と一緒とか飽きたわ」

『うるさい、てか2人ってどうゆう関係なの？？』

少し気になった質問をしてみる

お昼食べ終わったあと廉は紫耀を探してたわけで

クラス違うのに仲良いし

“一緒にいるの飽きた”なんて言うくらいでしょ？

廉「幼馴染み」

紫「いぇす幼馴染み」

『え、じゃあ紫耀と一緒に住んでるのって』

廉「あれ知っとんの？そうこのイケメン廉くん」

紫「イケメンかはわからんけどこの廉くん」

『へぇーそーなんだ』

廉「自分で聞いたくせに適当な返事すんなや」

紫「A雑すぎん？笑笑」

『べ、べつに適当でも雑でもありませーん』

私たちはこうして出会った

その日からお昼ご飯を3人で食べるようになって

帰り道も最寄りが同じだった私たちは一緒に帰るのが当たり前になっていた

私は帰宅部、紫耀は自称ダンス部の幽霊部員
廉はサッカー部のエースだから
3人で帰ることはあんまりなくてほとんど紫耀との二人っきり

周りの女の子から色々と言われることはあったけど
まぁ前からそれなりに言われてた訳で

あんまり気にしてはなかったけれど、

後から聞いた話によると
紫耀が過激な子を見つけては圧をかけ、鬼のように冷たい言葉をかけていたらしい

私はこの時から助けられて、守られて

いつだって背中を押してもらってた

真っ暗で何も見えない場所から
救ってくれたのは紛れもなく紫耀と廉だった