恋愛 (ページ7)

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紫「それでな、校庭のおじちゃんがぁたくさんの袋持ってたから～」

紫「、、なぁきいとる？？」

『聞いとる聞いとる。もぉうるさい！』

紫「なんでや！」

2人でお昼ご飯を食べてる時も
ひたすら自己紹介をしまくる紫耀
　

名前とクラスだけでいいのに
好きな食べ物、嫌いな食べ物、幼馴染みがいて

その幼馴染みと一緒に住んでる

体育が得意で数学が苦手、

いや体育以外全部ダメでしょ？って
ツッコミたくなるけどあまりにも必死に説明するもんだからそこはスルーしてあげる

お昼ご飯がおわったらおわりだと思ってたこの時間

1人で教室に戻ろうとしたら

紫「ちょっ、おいてくなや。」

『一緒にいくの？』

紫「当たり前やろ。嫌そうな顔すんな」

『嫌そうな顔なんてしてないし』

結果、教室までの少しの時間ですら

最近仲良くなった校庭のおじちゃんの話

どんだけおじちゃん好きなの

「ねぇなにあれ」

「どーなってんのよ」

「は、なんであいつが紫耀くんの隣にいんの」

教室に近づくにつれて聞こえてくる周りの声

あぁ、やっぱ人気なんだ

ここにきて改めて実感する

小さい顔にぱっちりとした目

すこーし茶色になった髪の毛はゆるくセットされてて

ふわっと笑う顔は
少女漫画からでてきた王子様みたい、いやそれ以上にキラキラしてて人を惹きつける力がある

そんな人がモテないわけがなくて

ただでさえ嫌味をいわれるのに

紫耀の横にいると
いつも以上に女子の目線がきつい