恋愛 (ページ4)

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教室を出ようとした時足をかけられ傾いた体はそのまま床に倒れていった

まだこんなことする人いたんだ、、

なんてぼーっとしてた私が悪かった

女1「は？無視？おまえも謝れよ」

あぁめんどくさ、

『ごめんなsa「ん、だいじょぶ？」

その声とともに
腕が引っ張られたと思ったら

軽く浮いた体

女1「永瀬くん！？！？！！」

廉「怪我してないな、よかった」

立ち上がってもそのままじゃ顔なんて見えなくて

少し顔を上げると見えたのは整った顔

その顔は優しくて、

なんだか安心してるようにも見えた

『…ありがと』

廉「おん、ぜんぜんへーきやで」

お礼を言ったところでようやく周りの視線に気がついた

永瀬と呼ばれる彼の後ろには女子がたくさんいて

あぁ、そりゃこんな整ってたらモテるだろうなーって

女1「永瀬くん！たまたまぶつかったらこの子倒れちゃって！」

女2「廉くん！これから部活だよねがんばって！」

人の視線を受けながら廊下をあるくと

さっきの教室から聞こえる女子の声

ぶつかっただけとかよくもまぁそんな嘘を、、

廉「廉って名前でよぶのやめてくれへん？」

廉「俺、あんたらみたいなの嫌いだから」

ながせと呼ばれた彼は

どんな顔してあの言葉を女子に投げかけたのだろう

どんな事をおもって助けてくれたんだろう

なんで私を助けてくれたのか

ほんとは振り向いて確認したかった

けどあの時の私にはそんな勇気なくて

ただ聞こえないフリをして帰ることしかできなかった

ねぇ、

紫耀、廉

あの時の私たちは知らないことだらけだったね