防弾少年団と女の子2 (ページ30)

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Aside

ナムジュン先輩は抱き締めてくれて、背中をさすってくれる。

初めてメンバー以外の人に話した。

あの時を思い出すと胸が苦しいし、もっと母が恋しくなる。

それでも誰かに話して私を理解してほしかった。

『先輩。ありがとうございます』

nj「ううん。こっちこそありがとう」

『先輩、私いつか温かい家庭築きたいんです。でもやっぱり無理ですかね…？』

nj「どうして？」

『私の父と重ねちゃうから、、さっきちょっと強く腕を握られた時ほんとに少しだけですけど父を思い出して怖いと感じてしまったんです』

nj「そうか。でもさそれなら全てを打ち明けて細かいところまで配慮できる優しい人と家族になったらいいんじゃないの？」

『そうですね…まあまだ16歳だしアイドルなのでしばらくは交際も結婚もないだろうから少しずつ考えます』

nj「そうだね、まだAちゃんには早い話だね」

『はい、でもありがとうございました！話聞いてくれて』

nj「いいえ～、いつでも相談のるし話も聞くからたまには話そうね！俺はいつでもAちゃんの味方だよ」

先輩いつも物壊してばかりだけど優しい人だな。

『ありがとうございます。あ！先輩、明日朝ごはん担当ですよね？早く寝ないと』

nj「そうだった。Aちゃんももう中に入ろう？」

『いえ、私はもう少し母とお話していきます。』

nj「そっか。じゃあ先に行くね」

『はい、おやすみなさい』

nj「おやすみ」

先輩が居なくなって、お母さんと今日あった話をして部屋に戻った。

(結局ナムジュン先輩はAちゃんを心配して中に入るまで窓から見てたっていうのはここだけの話。)