筆休めの物語【短編集】 (ページ26)

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後日談ページ26

「……マスター、私に何か言うことがあるのではないでしょうか？」
「あ、その、そのね、アルトリア」

「ふはははは！約束通りセイバーとの一週間のデート権を所望するぞ、雑種」

「……」
「本当にごめんんんんんん‼‼ 慢心王にリクルートされたと思ったのにまさか本当の本当にメイドオルタを連れてきてくれるとは思ってもみなかったんだよぉぉぉぉ‼‼」

「なに照れるなセイバー。雑種公認のデートだ、存分に我(オレ)に甘えて良いのだぞ？」

「……マスター、別の霊基の私を求めてということはわかりました。えぇ、わかりましたとも」
「本当にごめん‼ ほら！士郎いるし！めっちゃお金を使わしたとっても悪い士郎だけど！だから許してぇぇ‼‼」

「それも老いた我(オレ)が連れてきてやった。敬い褒め称えても構わんぞ」

「士郎の件は感謝しております。ですがそれとこれとは別ですマスター。私はこの男とできる限り距離を置きたいッ！」
「おい慢心王！嘘言うんじゃねぇ！士郎連れてきたのはステンノ様だからな勘違いすんな！そして福袋の時にアチャトリアじゃなくてエレちゃんだったのすっげぇ複雑な気持ちになったんだからな！宝具レベル上がったのは嬉しかったけども‼」

「何を喚いている雑種。さっさとセイバーをこちらに引き渡せ。いつまで我(オレ)のセイバーにしがみ付いているつもりだ？」

「……はぁ。わかりました、マスターに恥をかかせる訳にはいきません。えぇ、分かっています。ですがマスター、一つだけ私の願いを聞いてください」
「聞きます、是非言ってください」

「セイバーよ、そんな貧相な雑種よりも我(オレ)に言えばよかろう？」

「自決の許可を」
「だめぇぇぇええええええええ‼‼ 絶対だめぇぇぇええええええええ弓ギル様アルトリアが死んじゃうううううううう」

「安心せい、またもう一度我(オレ)が連れてきてやる」
「あ、なんか今狂気を感じた」

ーーーーーー
ということが私の脳内にありました。
無事にメイドオルタと、ヒロインX二人来ました。
弓ギル様は本気である。