ver.6 ページ7
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あれからデクくんにいつ声を掛けても「用事があるから…」「今日も用事で…」なんてフラれ続けて惨敗してたのももうだいぶ前で。
あっと言う間にあれから数ヶ月後の休日。
トレーニングの為に少し遠出して海へ。
遠出って言っても走って40分ぐらい。
……冷静に考えると遠いけど…トレーニングの一環、だよね！未来の雄英生たるもの、これぐらいの距離なんて余裕！
走りながらデクくんの態度について考えてみる。
もう嫌われてる説が有効なのでは……？
いやでも、嘘の吐けないデクくんが人を嫌う訳がない！
もうちょっと分かりやすい筈だよ！
あと帰るの断られるようになってからかな、デクくん、結構筋肉付いて来てる気がするんだよね…
う〜、やっぱりモヤモヤする〜！
そのモヤモヤを吹き飛ばすように、スピードを上げた。
◇◆◇
ちょっと…いや、かなり迷いながらも無事海に到着。
「っはぁ、はぁ、予定より遅れちゃったけど…着いたから上出来だよね…！」
海に来たのは走りたいってのもあるけど、一番は個性を鍛える為。…端っこの方でバレなきゃ大丈夫のハズ。
個性が”天気”とか言っておいて雨を使うのが本当に苦手で…
ヘドロの時は咄嗟で使えたけど…
だから少しでも鍛えられたら、と思ってたんだけど…
そうだったこの海浜公園は不法投棄が多いんだった…！
…でも、前よりは大分減ったなぁ。親切な人が片付けてくれたとか？
やっぱりそういう人がヒーローになるべきだよね。
よしっ、私も何か手伝える事ないかな？
「ってあれ、デクくん……？」
不法投棄の向こうに見えたのは、冷蔵庫らしきものを運ぶ幼馴染み。
もしかしてこれ、全部デクくんが？
「…彼、凄いだろう？全部一人で不法投棄を片付けたんだよ。君、彼の知り合いかい？」
微かな可能性に驚いていると、細めの人が話しかけてくる。
嘘、だってこれ、一人でやるような量じゃない…！
「デクくん、こんなに、頑張ってたんだ…私、幼馴染なのに何も知らなかった」
「そうか、君が…“成長した姿を君に見せたい幼馴染がいる”って、彼はそう言っていたよ」
「“僕をずっと応援してくれてる”ともね」細い人はそうつけ加える。
っ…あの子は優しいなぁ…
「デクくんを見てくれてる方…ですよね。彼をよろしくお願いします！…これ、二人でどうぞ！」
××side
そう深く頭を下げて、私にクッキーを渡して去る少女。
これが女子力…一つ食べてみよう
「…しょっぱ！」
**塩谷用クッキーは塩と砂糖が逆**
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さき(プロフ) - 更新待ってます！ (2020年3月13日 17時) (
レス) id: 74156ea200 (このIDを非表示/違反報告)
音兄Love!@鈴音(プロフ) - あおあおさん» こちらこそありがとうございます!!!ゆったり気分屋ですが気長に待って頂けると幸いです!!! (2019年3月21日 18時) (レス) id: a8cf11cd3d (このIDを非表示/違反報告)
あおあお(プロフ) - 音兄Love!@鈴音さん» 色々とありがとうございます！これからも更新頑張って下さい！！ (2019年3月21日 18時) (レス) id: 3a2ae22704 (このIDを非表示/違反報告)
音兄Love!@鈴音(プロフ) - あおあおさん» い、いいんですか…!!?ありがとうございます！アップしないと私自身、素敵なイラストが見れないので一先ずアップしますね！感想は更新内容の中に書かせていただきます！本当にありがとうございます！ (2019年3月21日 18時) (レス) id: a8cf11cd3d (このIDを非表示/違反報告)
あおあお(プロフ) - イメ画描かせていただきました！URL失礼します。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/ekakita/ (2019年3月16日 15時) (レス) id: 3a2ae22704 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴音 x他1人 | 作成日時：2018年5月13日 23時
