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「何でこんな路地を通るの…？あ、猫だ。にゃ〜」
「いつもの道だわ文句あんの…A！」
「…？かっちゃん？かっちゃん!!!」
かっちゃんが私を突き飛ばした。本当は優しくて、不器用なだけの彼が、訳も無く暴力を振るう筈がない。
何事かと押された方を見ると、かっちゃんを取り囲む泥のような物。
個性…ヴィランだ。
「かっちゃんを離して!!!」
「はは、君の方が楽そうだったんだけどなぁ。まあ此方でも良いミノか。」
「A…良いから逃げ、ろや…！」
「ちょっと耐えてねかっちゃん、今警察に…！」
「させる訳ねぇだろ…！」
飛んでくる泥を咄嗟に避けた。汚いから早くかっちゃんから離れて…!!!
「もしもし、警察ですか？今ヴィランが現れて＿＿＿」
「…そんな事したらお友達の命、危ないんじゃない？」
っ…！大丈夫、通報はもう終わってる。住所と用件を言えばとりあえず向かってくれる筈だから。
後は通報出来てない演技！
「止めて!!!」
かっちゃんが本気で危ない…どうするべき？考えろ。頭を回せ！
そう考えている間にも商店街の大通りに出る泥敵。
慌てて跡を追おうとした次の瞬間、かっちゃんは規制テープの向こうに居た。…思考が追い付かなかった。
「何で？」って疑問でいっぱいで。
運ばれたんだって気付いたのは私を運んだヒーローに声を掛けられてから。
「大丈夫か!?怪我は！」
「私、は……私は、大丈夫です」
「そうか、良かった。話を聞かせて。」
ヒーローが話してる間、私はずっとかっちゃんを見ていた。
苦しそうな表情、もがいてる様子……
っ今、「助けて」って言った。あのかっちゃんが。
「…行かなきゃ」
「っ待て！君“達”!!!」
「「かっちゃん!!!」」
泥を掻き、かっちゃんを出そうとする。
隣を見ればデクくんがいて、どこか安心出来た。
「ンで来たテメェら!!!」
「かっちゃん/君が…救けを求める顔してた……!!!」
「っざけんなはよ離れろや！」
「私の水圧で飛ばす…！」
「確かに水圧なら払えるか…？でもかっちゃんの爆風が効かなかったんじゃ…いやでも…」
「水蒸気、少なめだけど掻き集めれば…【雨】！」
泥が少し飛んだ。
もう一度水を集めようとした時、皆のヒーロー、オールマイトの声がした。
「情けない…人を諭しておいて己が実行しないとは！」
そこから先は、あっと言う間だった。
オールマイトが泥敵を倒して天候が変わって。
**ヘドロ事件**
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さき(プロフ) - 更新待ってます！ (2020年3月13日 17時) (
レス) id: 74156ea200 (このIDを非表示/違反報告)
音兄Love!@鈴音(プロフ) - あおあおさん» こちらこそありがとうございます!!!ゆったり気分屋ですが気長に待って頂けると幸いです!!! (2019年3月21日 18時) (レス) id: a8cf11cd3d (このIDを非表示/違反報告)
あおあお(プロフ) - 音兄Love!@鈴音さん» 色々とありがとうございます！これからも更新頑張って下さい！！ (2019年3月21日 18時) (レス) id: 3a2ae22704 (このIDを非表示/違反報告)
音兄Love!@鈴音(プロフ) - あおあおさん» い、いいんですか…!!?ありがとうございます！アップしないと私自身、素敵なイラストが見れないので一先ずアップしますね！感想は更新内容の中に書かせていただきます！本当にありがとうございます！ (2019年3月21日 18時) (レス) id: a8cf11cd3d (このIDを非表示/違反報告)
あおあお(プロフ) - イメ画描かせていただきました！URL失礼します。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/ekakita/ (2019年3月16日 15時) (レス) id: 3a2ae22704 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴音 x他1人 | 作成日時：2018年5月13日 23時
