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「お友達ごっこがしたいなら他所でやれ。ここはヒーロー科だぞ」
地を這うようなその一言に圧倒されて、皆が一斉に席に着いた。
これが、雄英の先生……
…………え、寝袋？
黒くて髭のある、見ようによってはダンディな先生。
でも声は格好良かったかな？
先生は入学式やガイダンス抜きで個性把握テストをする、と言った。
いきなり過ぎて思考が追い付かない。
入学式無いの!?担任が寝袋って…あと初日からテストって…??
「Aちゃん？ボーっとしてどうしたの？」
「えっ、ううん、ごめんね、ボーっとしちゃって…」
「いいのよ。一緒に行きましょう」
梅雨ちゃんはケロケロと笑ってそう言ってくれた。
優しい子で良かった…可愛いし！
グラウンドへ出て、多少のストレッチをして先生の元へ集合した。
「爆豪、お前中学の時ソフトボール投げ何mだった」
「67m」
もう凄い。確かに高記録出してたなぁと思い出す。
そう考えている内にかっちゃんは個性を使ってボールを投げたらしく、皆が首を上へと向けてる。
そうして出た記録は…
「705.2m」
「すごい……」
上がった歓声は、じわじわと伝染していった。
うん。やっぱりすごいや、私のヒーロー。
そう憧れを抱くと共に、負けたくないと思えるようになってきた自分がいる事が嬉しい。
かっちゃんが爆風であれだけ飛ばせたなら、私は何処まで飛ばせるだろう。
早くも自分の番の事を考えて表情が緩んだ。
そんな表情を見られていたのか、はたまた誰かの発言の所為か。
相澤先生は一言、こう告げた。
「“楽しそう”？ヒーローになる為の3年間、君達はそんな心づもりでいるのかい？」
まただ。また、地を這うような、低く響く声。
一言でグラウンドが静まり返った。
そして先生は更に、一言。
「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう」
その言葉を聞いて、私は真っ先にデクくんの事を心配してしまった。
彼の努力を見て、己を震い立たせたくせに。
「…最低だ、私」
ポツリと溢れた言葉が誰かの耳に届いているとも知らず、私は初めの競技へ移動した。
**自己嫌悪**
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さき(プロフ) - 更新待ってます！ (2020年3月13日 17時) (
レス) id: 74156ea200 (このIDを非表示/違反報告)
音兄Love!@鈴音(プロフ) - あおあおさん» こちらこそありがとうございます!!!ゆったり気分屋ですが気長に待って頂けると幸いです!!! (2019年3月21日 18時) (レス) id: a8cf11cd3d (このIDを非表示/違反報告)
あおあお(プロフ) - 音兄Love!@鈴音さん» 色々とありがとうございます！これからも更新頑張って下さい！！ (2019年3月21日 18時) (レス) id: 3a2ae22704 (このIDを非表示/違反報告)
音兄Love!@鈴音(プロフ) - あおあおさん» い、いいんですか…!!?ありがとうございます！アップしないと私自身、素敵なイラストが見れないので一先ずアップしますね！感想は更新内容の中に書かせていただきます！本当にありがとうございます！ (2019年3月21日 18時) (レス) id: a8cf11cd3d (このIDを非表示/違反報告)
あおあお(プロフ) - イメ画描かせていただきました！URL失礼します。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/ekakita/ (2019年3月16日 15時) (レス) id: 3a2ae22704 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴音 x他1人 | 作成日時：2018年5月13日 23時
