第2話 ページ2
翔太Side
次々とメンバーが歌い終える
次は俺の番だ
そう思いマイクを構えていたが……
あれ？声が出ない……
出したくても、声が出ないんだ……
みんなが俺の方を見て不思議そうな顔をする
岩「翔太？」
ラ「翔太くん、大丈夫？」
深「なべ、どうした〜❓わら」
渡「……｡」
俺は怖くなり、この場から逃げた
宮「翔太……っ！！」
向「しょっぴー、大丈夫なん？」
佐「翔太が失敗するの珍しいよね……。」
目「しょっぴーが間違えて出ていくの珍しい……」
阿「何かあったのかな？」
宮「俺、様子見てくるよ。阿部、ついてきてくれる？」
阿「いいよ。」
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翔太Side
なんでなんで
なんで声出ないんだよ……
その時……
宮「翔太……。」
俺は振り向いた
渡「……。」
宮「……っ。」
俺の目からは涙が次々と流れていく
宮「翔太、どうした？」
渡「……｡」
俺は首を横に振る
宮「言わないと分かんないよ……。」
渡「……。」
俺はスマホを出した
宮「スマホ？」
そして文字を打ち、涼太に送信した
阿「スマホを見てってことじゃない？」
宮「そうなの？」
俺は頷いた
涼太はスマホを見た
「俺だって言いたい。喋りたい。でも声が出ないんだ……。急に声が出なくなったんだ。理由も分からずに。声出したくても出ない……。」
そう俺はメールに打った
宮･阿「えっ……。」
また俺はメールを打った
「俺、どうしたらいいんだよ……。声出ないとか……俺メンバーに必要ないじゃん……。」
宮「違う……。」
涼太は、そう言いながら俺に近づき抱きしめた
宮「違うよ。どんな翔太でもメンバーには必要だよ。戻ろう、翔太？メンバーは分かってくれるから。」
俺は頷いた
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作者名：Kaho.M | 作成日時：2024年2月13日 23時
