同居人は有名人 5 ≪ﾆﾉﾐﾔｶｽﾞﾅﾘ≫ (ページ42)

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突然の電話。ページ42

今日も、和と顔を合わせなかったなぁ…。

湯船につかって、ぼんやりと。

あの日以来、和とはあんまり顔をあわせてない。

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たまに出くわしても、すぐに出て行ったり寝るって寝室に入って行ったり。

でも、夜は必ず帰ってきてくれる。

私が寝た頃の時間に。
こっそり私の部屋のドアを開ける音を聞いたことがある。

なんとなく、目は開けなかったけど。

部屋に入らず、ちょっとしたらドアは閉まるんだけど。

でも、気にかけてくれてて。

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お湯に顔をつけた。

まだ、先輩と会う勇気はない…

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お風呂から上がって、部屋に戻ると携帯がなっていて、あわてて電話にでた。

『はい？』

ーー…あ、もしもーし、Aちゃん？

ん？あれ、これ誰からの電話だった？

あわてて出たから見てなかったかもしれない。

いや、でも、絶対かけてきたのはこの声の主ではないはず。

だって知らないし。番号。
教えてないし。番号。

『はい…Aですけど…あれ？なんで相葉さん？』

ーー…やほ～！！サプライズだよー！笑。びっくりした？

『…しました。』

ーー…うひゃひゃっ！だーいせ～こ～♪

明るい声で、ゲラゲラ笑ってて。やっぱり面白い人だなぁ。笑。

『そのための電話ですか？笑』

ーー…いやいやいや！！わりとそうだけど用件あるから！！w

いちいち反応が面白いな。
それだけで笑ってしまった。

ーー…あ、ちょっとー！なにがそんなにおかしいのー？！

『いやいや、なんにもww』

ーー…え～も～なに～？？

ただ明るい声で、かわいい言い方で。

笑っちゃう。