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大人しくしているように言われた俺は
テレビを見ながら煙草を吸う
ふと、水の流れる音が止まり
ようやくAと遊べるのか、と振り返るが
彼女にはその意図すらも伝わっていたのか
「これから勉強あるんだよね、仕事の」
とすっぱり断られ、部屋へ行こうとする
それに俺は慌てて彼女の腕を掴んだ
先程まで座っていたため
両膝と片手は地面につき、まるで彼女に引っ張られるような
そんな間抜けな格好
「どう、したの？そんな必死になって」
ヒラノ課長「…俺と、遊ぶんや」
「…あ、あとでじゃ」
ヒラノ課長「駄目」
俺はポケットから取り出し
ピンッと指で弾く
それは綺麗に手の甲へ乗り
俺のもう片手で覆い隠された
ヒラノ課長「どっち？」
「うーん……裏」
いつの間にかAは
俺と向かい合うようにして正座していた
ヒラノ課長「じゃ、裏だったらAは好きなことしてもええけど
違ったら俺の言うこと聞く」
「うん」
俺は手を開ける
手の甲にあるそれを見て
彼女は目を丸くして
「……え？」
ヒラノ課長「ハズレ
やから俺の話聞く
これは強制やないんやけど
俺と結婚してくれへん？」
顔を上げると
Aは手の甲を口元に当て
横を向いていた
俺は恐る恐る声を出した
ヒラノ課長「A…？」
「…あの、是非。
こちらこそ、お願いします」
ヒラノ課長「…ほんま？」
俺が聞き返すと彼女はコクリと頷く
ヒラノ課長「めっちゃ嬉しいんやけど」
「うん、私も」
ヒラノ課長「……A、照れてん？」
「あほ、夕陽のせいだよ」
気付けば夕方になっていたらしく
窓からさす赤い光が彼女の顔を照らしていた
そっと抱きしめると
Aのポニーテールはゆらゆら揺れた
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美寿(プロフ) - 違和感があるのは多分flknじゃなくてfrknだからかと、、 (2021年3月5日 19時) (
レス) id: 1c7691558e (このIDを非表示/違反報告)
渡下(プロフ) - ゆーれんかさん» コメント&リクエストありがとうございます〜嬉しいです！towacoさん頑張って書かせて頂きます！！ (2020年6月3日 11時) (レス) id: 497e2bb074 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーれんか(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。もしよろしければリクエストで泣き虫な彼女とtowacoさんのお話お願いします。時間がある時で全然大丈夫です！ (2020年6月2日 12時) (レス) id: a0de8d250a (このIDを非表示/違反報告)
b(プロフ) - 渡下さん» リクエスト叶えて下さりありがとうございます(≧∇≦)2人の雰囲気、とっても良かったです。これからも頑張っ下さい！ (2020年5月27日 20時) (レス) id: aa27f5f7cf (このIDを非表示/違反報告)
渡下(プロフ) - bさん» コメントありがとうございます！気に入って頂けて嬉しいです！煙草の課長ですね、精一杯頑張らせていただきます〜！ (2020年5月25日 19時) (レス) id: c1d06e18ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渡下 | 作成日時：2020年5月3日 22時
