意地悪してくる勝利の彼女の私5

Sadist183 ページ10

貴方SIDE


「じゃあ、2人で遊ぼっか」


そう言われるといきなりなぜか恥ずかしくなってくる


「しょ…り？」


そういうと勝利は私の手を引いてドアから離れたところに連れて行った



「ね、ねぇ…やっぱ帰らない？」

「は？」


私が弱気になると勝利は不機嫌になる


「いや…なんでもない」

「ん。それでよし」

遊ぶって言ったけど何もやることないじゃん


そう気がついて私の脳内がフル回転される


「A…？おい！」

「えっ…ああ。なに？」


考えているうちにぼーっと意識がどこかに行っていたみたいだ



「何考えてたの？










今は俺のことだけ考えとけよ」


顔を近づけてそんなことを言ってくるから誰だってドキドキする


「は…はい」


私が返事をしたのをみて勝利は私の手を丁寧に撫でた


「Aはさ。俺のどこが好きなの？」

「えっ…？急にどうしたの」

そんなこといままで考えたことなかった


「どこだろう…？」


私が悩んでいると勝利は突如変なことを言ってきた


「じゃあ、俺の好きなところ一個につきご褒美一個あげる」

「本当…⁉」


ご褒美という言葉を聞いてやる気になる私




「えーじゃあ何だろう」


勝利のいいところ


「いっつも意地悪なのにたまに急に優しくなるところ」


私がそういうと


「んっ…！」


いきなり唇を重ねられた



しかし…その次の瞬間



ガチャ


「勝利ここにいるんでしょー？」


危険な来客があった

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