意地悪してくる勝利の彼女の私5

Sadist219 ページ48

貴方SIDE


「え…？」



ドアの方に目を向けるとそこにいたのは健人先輩




「ほら、風磨もう演技いいよ」


「演技？」


「どういうこと？」




私も勝利も頭がはてなだ



「その前に、佐藤が話さなきゃじゃないの？」



勝利が話すこと…




あれ？梓音ちゃんは？


なんで勝利は来たの？



考えれば考えるほどたくさんの疑問が浮かんでくる




「A…今まで黙っててごめん。








全部話すから、怒らないで聞いてくれる？」


うん という代わり私は小さく頷く


「これは俺たちも聞いていいのか？」


体をダルそうにしている風磨先輩


「聞いててください。先輩たちのおかげで今俺はこうしてられるので」



え…？先輩たちが何か関係してるの？



わからない…



早く知りたい

でも知ってしまうのが怖い



「じゃあ、話すよ…




梓音は中学の同級生で、3年間同じクラスだった。





でも存在をちゃんと知ったのは中3時、俺が助けたんだ。あいつを」




勝利の中学校生活…



私は知らない。




梓音ちゃんの方が私より勝利のことを知ってる



そう思うだけで胸が苦しくなる



勝利はそのまま続ける




「俺があいつと関わり始めたのは、きっかけがあったんだ。










それはあいつがクラスでいじめられてたこと。」

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