意地悪してくる勝利の彼女の私5

Sadist207 ページ36

貴方SIDE


ん？さっきのはなんだったんだろう…？


風のようにやってきて風のように帰っていった風磨先輩



「やっぱ、変わった人だよなぁ…」


でも人と話してちょっとだけ落ち着いたかな




ヴー


そんなこと考えていると携帯が震えた


誰からだろう…？


そう思ってLINEを開くと健人先輩からだった


『風磨、お前のとこ行った？』

『あ。はい』
『それで…』


そこまで書いて指が止まった


健人先輩と私って前付き合うとかで勝利ともめて…？あれ？


『風磨と付き合うんでしょ』
『あいつああ見えていいやつだから』


先輩は逆に止めて来ないの？


頭の中がまたはてなで覆い尽くされる


ヴー


そう思っていると風磨先輩からもLINEが


『明日、迎え行くから』


えっ…


勝利みたい…もしかして風磨先輩って勝利と同一人物？

そんなわけないのに期待しちゃう


私馬鹿みたい


健人先輩に
『ありがとうございます。明日は部活行きますね』


風磨先輩に
『わかりました。ありがとうございます』


と軽く返事を返した


もう勝利は忘れよう

そう決心して私は携帯を閉じた

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