意地悪してくる勝利の彼女の私5

Sadist194 ページ22

貴方SIDE



「A。今日泊まってっていい？」


「えっ…」


泊まるって…こんなこと言われた後に泊まるなんて心臓もたないよ…



「待って。お母さんに聞かなきゃ…」



私がそういってベッドから立とうとすると、後ろから抱きしめられてそれを止められる




「今日、お母さん帰ってこないよ」


耳元でそう言ってくるから勝利の息が耳に当たってくすぐったい



「な…なんで？」

「俺のとこに連絡あったの。今日泊まって行っていいって」




お母さん…⁉何やってるの…


「ちょっと待って」




状況を整理するために一回私は服を着る

勝利はいつの間にか着替えてるし


「後ろ向いといてよ」

「やだ。俺は1秒でも多くAを見てたいの」

「ねぇ…お願い」



ちょっと可愛い声を出してみると勝利は顔を赤らめて後ろを向いてくれた



「おっけー」



「で。今日泊まっていい？ていうか、お前に拒否権ないから」


そんなこと言われても…たしかに1人は嫌だけど…



「今日じゃなきゃだめ？」

「うん」


勝利はふざけてる様子もなく真面目に言ってくる



心のどこかに私も勝利ともっと一緒にいたいと思っている部分がある






「ん。じゃあわかっt『ブーブー』



突然、バイブ音が私たちの入り部屋に響く



「あ。俺の携帯だ。ごめん、ちょっと待って」



そう言って勝利は電話にでた




「は？おい！待て！」


勝利が急に叫び出す


「わかった。」


そう最後に言って電話を切った




「悪い。急用ができたから、お泊まりはお預けな？」


そう言って勝利は額にキスを落として家を出て行った




「え…？」




状況がわからないまま私は1人部屋に立ち尽くした

Sadist195→←Sadist193

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す