意地悪してくる勝利の彼女の私5

Sadist190 ページ17

「おい。なに俺置いて帰ろうとしてんだよ」


びっくりするぐらい近距離で勝利の低い声でそう言われて体がビクッとする



「しょ…り？」

あれだけ放って置かれて腹が立っていたけど







やっぱり、私は勝利が好きで仕方ないんだ




なぜか恥ずかしくなって下を向く




「A」


下を向いた瞬間、私は勝利に顎を持たれ強制的に勝利の方を向くことになった






久しぶりに見た勝利の目


いつ見ても綺麗で吸い込まれていきそうだ



「顔真っ赤だぞ？」

「う、うるさい！」


久しぶりに勝利に意地悪なことを言われて反抗するけど内心は嬉しい



「目。閉じろ」


キスされる



嬉しくって目を瞑る


「ん…？」

でもいつになってもその感覚は訪れなくって…



「早く帰るぞ」



勝利は自分の顔を伏せてそういった



「顔赤いよ？」

「だまれ」



勝利は掴んだ私の腕を強引に引っ張っていく


「ねぇ…！」


何も聞こえてなさそうな勝利にそういうと一旦足を止めた



「どうしたの？急に」

「…」


私がそう言っても返事をしてくれない勝利


「答えてy…「止まんなくなりそうだった」


私の言葉を遮って勝利はそういった



「え…？」

「Aが可愛すぎて俺のブレーキが外れかけた」



その言葉を聞いて私は素直に嬉しかった


そんなに好きでいてくれてるんだって



だからいうんだ






「止めなくていいよ？」



私はそう言って勝利に抱きついた

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