意地悪してくる勝利の彼女の私5

Sadist188 ページ15

貴方SIDE




何も解決せずに練習は始まった


先輩のマネージャー達と一緒に準備をする


「Aちゃん最近、佐藤くんとはどう？」

「どうもなにも…」


なんかよくわからないことになってしまっている


というのが現実だ



「実は…」

「はい！じゃあ休憩！」


経緯を話そうとしたところで休憩の合図が出た



「Aちゃんはいつもの人たちよろしくね」


いつもの人たちの中にもちろん勝利はいる


これは話せるチャンスなんじゃ…？


そう思って勝利を1番最後にする




「Aちゃんいつもありがとう」

「助かるよ」


いろんな人のお礼を軽くあしらう


早く勝利と話したいからね


「あとは健人先輩か…」


残り2つとなったタオルとスポドリのボトルを見て思う



「先輩！お疲れ様です！」

「Aちゃんありがとう。あっ…！」



なんか話し出しそうだから逃げるように先輩の元を去った




やっとだ


なぜだか少し緊張している


「しょ…勝利！お疲れ」

「ああ。ありがと」



なんかいつもよりそっけない気がする


「あのさ…」

「俺じゃなくて先輩のとこ行きなよ」

「え…」


そういう勝利の目はいつもの優しい目でも何か企んでる目でもない














軽蔑の目をしていた

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