渡辺と雪乃は共依存？ (ページ20)

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と。ページ20

社長室のソファーに座り、俺はもう一度状況を説明した。

ジャニー「Youは何処から来たの？」
『、、、、、、』
ジャニー「名前は？」
『、、、、、、』

何を聞いても答えようとしないその子にジャニーさんは「困ったね、、、」と一言呟いた。

渡辺「俺、渡辺翔太！15歳の中学3年生で江戸川区ってところに住んでて、歌を歌うのが好き。でも今日は思うようにできなくて公園で落ち込んでたの。でもそのお陰で君に会えたから良かったかも！」

知らない人にいきなり質問攻めされてもきっと怖いだろうからまずは俺のことを話した。

すると笑顔で話す俺に対してその子はボロボロと泣き出した。

『、、、、、、生きててもいいの？』

泣きながら小さな声で呟くその子を優しく抱きしめて俺は思ったことを伝えた。

渡辺「俺は君が生きててくれて嬉しいよ。こうやって君に出会えて良かった。だから、、、、、生きて。一緒に生きる理由見つけよう？今は俺のために生きてよ。お願い。」

自分でも分からなかった。どうして俺がここまで必死になっているのか。

でも、、きっとこの時から俺は彼女に、彼女は俺に依存していたのもしれない。

理由があるわけじゃない。

ただ本能的に、お互いを必要としているんだ。