渡辺と雪乃は共依存？ (ページ11)

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さ。ページ11

深澤side

「、、、、、。」

翔太がAを抱えて部屋を出て行った後の楽屋は静まり返っていた。

誰も何も話さずに10分ほど経った頃にマネージャーが楽屋に入ってきた。

マネ「翔太から雪乃が倒れたって聞いたから今日の撮影延期してもらったよ。今日はもう帰っていいって。」

深澤「、、ありがとうございます。」

そう言ってマネージャーが部屋を出ていったと同時に翔太だけ帰ってきた。

深澤「翔太、、」

渡辺「二度とあいつにプライベートのこと聞くな。」

開口一番に低い声で静かにそう言った。

ラウールや康二は怯えきっているし、俺らはこんな翔太を見たことがなかったから困惑していた。目黒を除いて、、

目黒「あの、Aちゃんのこと教えてくれませんか。」

渡辺「、、は？」

目黒「興味本位とかただただ知りたいとかそういうんじゃなくて、Aちゃんを守りたいんです。でも、何も知らないと守りたくても守れない。それはここにいる全員が思ってることだと思いますよ。」

困惑している俺らをよそに目黒が真剣な顔で翔太にそう言った。

目黒の言うことは正しくて、俺も雪乃を守りたいと思っていた。

深澤「翔太、俺も雪乃を守りたい。それにこれから雪乃を傷つけないためにも教えてほしい。」

その場にいる全員が翔太を真剣な顔で見つめていた。

渡辺「、、はぁ。」

観念したように翔太は息をおおきく吐いて「わかったよ。」と一言言った。