《頑張る君が好きでした》 (ページ31)

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俺が店についた時、Aはめちゃくちゃ驚いてた、

そして、嬉しそうな顔をしたあと、

暗い顔になった。

しばらくして柊真が急用思い出したとかで帰った。

二人っきりになる。ちゃんと言わな。

そう思ったのに、

俺は真剣に話すことなんて出来なくて、

あの頃みたいに、少しおちゃらけて近況報告をした。

そしたらAは

貴『私が知りたいのは、そんな事じゃない！

デビューする？そんなの知ってるよ！

ずっと応援してた。

でも私が知りたいのは別のこと！

なんであの時私に何も言わずに消えたの？

ずっと一緒にいようって、約束したのに。

なんで、なんで消えたの？

私と一緒にいるのがうんざりだった？

だったら、だったらなんで私の前に現れるの…。』

って言って、店を出ていった。

俺だって、Aが近況報告を聞きたい訳じゃないことくらい分かってた…。

この後、Aを追いかけな行かんことも。

でもやっぱり

俺は弱くて……。

追いかけるなんてできひんかった。