3 ページ4
･
その頃保育園では
〔今年からみんなは年長さん。つまり一番年上だから下の子に優しくしようね〕
〔はーい〕
園児達がいつも通り元気に返事する中、一人だけみんなよりも一段と強く決意を新たにする子が
翔「(さとにぃがいないからぼくがみんなをひっぱるんだ)」
五人の中でも人一倍責任感が強い翔くん。
翔「まさ！かず、じゅん！むかえにきたよ」
雅「しょーにぃ！」
そろそろ帰る時間になると自ら弟達を迎えに行く翔くん。
まだ時計の勉強はしてないはずなのに
〔翔くん偉いわね〕
翔「だっておにぃちゃんだもん！」
先生に褒められて翔くんもご満悦。
潤「しょーにぃすごいね」
和「そう？」
キラキラした眼差しを向ける潤くんに、つまんなそうに答える和くん。
雅「かず、どーしたの？」
その些細な変化に素早く気づいた雅紀くんは黒目がちの目で覗きこむ。
和「･･･なんでもないもん」
自分の事もあんな目で見てほしいと思ったと素直に言えず、どうしてこう思ったか自分でもわからない和くんは
和「･･････」
無意識に目付きが鋭くなりますが
潤「しょーにぃ！」
今は翔くんしか見えてない潤くんはタックル並みのスピードで抱きつきに行きました。
自分も行きたいが何故か体が動かなくて、気持ちと体がリンクしなくてイライラし始めた頃
雅紀「かずもおにぃちゃんだよ」
今まで隣で黙って見ていた雅紀くんが口を開きました。
雅「かずもじゅんのおにぃちゃん」
その言葉を聞くと急にフッと気持ちが軽くなった感覚。
それと同時に
潤「かずにぃ！」
翔「おいで」
優しく呼ばれるのと
雅「いこっ！」
雅紀くんが背中を押したので自然と足は二人の方へ。
和くんが隣に来たのを確認すると嬉しそうに笑って
潤「にぃたちはすごいね！」
その��にぃたち��に
和「･･･かずも？」
潤「うん！」
自分も含まれている事に嬉しくなり、さっきまでの黒い感情が綺麗に無くなった。
和「くふふ･･･」
潤｢どうしたの？｣
和｢なんでもない｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 303人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狐リス(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しいです！ (2019年8月27日 22時) (
レス) id: 7e082dae0d (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 小説面白かったです！更新頑張ってください 応援してます！ (2019年8月22日 0時) (レス) id: 392631f079 (このIDを非表示/違反報告)
狐リス(プロフ) - モフ子さん» ありがとうございます！そう言っていただけると励みになります！ (2019年8月16日 16時) (レス) id: 55e359673a (このIDを非表示/違反報告)
モフ子 - とっても面白いです！更新頑張ってください (2019年8月12日 4時) (レス) id: 7d376a875d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：狐リス | 作成日時：2019年4月21日 0時
