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「ほんっとにありがとう来美！」
「頼りになって優しい親友がいて良かったですね〜(笑」
「いやぁほんとに(笑」
翔くんを先に寝かせた後
電話で私が仕事している間
翔くんの事を来美に頼んでみると
快く引き受けてくれた
「バックヤードで見とけばいいんだよね」
「そう 一緒に行くって聞かなくて･･･
ごめんね折角の休みの日に」
「いいよ だって私優しいから(笑」
「ﾌﾌｯそうでした」
「でもまさか翔くんが芸能界を
休んでる理由がそれとはね〜」
「うん･･･」
頼む時に来美には今の翔くんの状況を話した
「まぁ当たり前だけど絶対に誰にも言わないから」
「そこは信頼してます(笑」
2人で笑いあって色んな事を話していると
「それで？」
「ん？」
「翔くんの事を好きだって自覚したんでしょ？」
「ﾌﾞｯ！」
思わず飲み物を吹き出しそうになった
「え、な、は？え？」
「やっぱりね〜動揺し過ぎだよ」
いやいやいや普通動揺するでしょ！
「私そんな事一言もいってないんだけど･･･」
今更無意味だと思うが最後の悪足掻きで言ってみると
「何年一緒にいると思ってんの
Aの事なんて手に取るようにわかるわ」
oh(´・ω・｀)...マジか
「まぁ何となくだけどね」
「何となく！？」
え？私の気持ち何となくでバレたの？！
「で？自覚したのはいつ？」
「へーそんな夢を見たんだ」
「うん翔くんが別の人と一緒になると思ったら
とっても嫌だった」
「ﾎﾞｿｯ)二人揃って独占欲強いな･･･」
「え？」
「いや、なんでもない
まぁ自覚してくれて私は嬉しいよ
これでやあっと解放されるかな〜」
「うん？」
なんで来美が嬉しいんだろう？解放？
「思い伝えるんだよね？」
「あ･･･うんそうなんだけど
今の翔くんに伝えても意味ないと思って」
「私はそんな事ないと思うけどな〜」
「でももし記憶が戻った時に今の事を忘れたらって
思うと元に戻った時の方がいいと思って･･･」
「えーそうかなぁ？」
「そうだよ子どもの頃の翔くんは
私にそんな気持ちなかったと思うから」
そこまで言うと急に来美は黙ってしまった
「来美？」
「本当にそう思う？」
「え？」
「本当にそんな気持ちなかったと言いきれる？」
「･･･わかるよだってずっと一緒にいたんだもん」
そう言ったら ﾊｧと溜息をつかれた
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ゆかり - しようちやん愛してる (2018年11月19日 23時) (
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作者名：狐リス | 作成日時：2018年11月19日 17時
