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「あなた毎回ぬいぐるみを持ってくるんじゃないよ！」
「えーだって見てよこの翔ちゃんの嬉しそうな顔」
まぁ確かにぬいぐるみを抱きしめて頬ずりする姿は
「かわいいよね」
「でしょー！」
「Aちゃんまで･･･」
ハァとため息をついた和くん
ごめん･･･
「かずにぃきょーのゲームはなぁに？」
和くんの裾を引っ張って聞いてる翔くん
毎回和くんは自分がしているゲームを翔くんに見せて
「かずにぃすごーい！」
と目をキラキラさせて喜ぶ翔くんを堪能している
「今日はね」
そう言って翔くんの隣に座って始めた
真剣に見ながら時々
「おぉ･･･」とか「ふぁ･･･」とか呟いてる
そんなふたりを見て
「ねぇーそれしてても暇じゃんどっか行こうよ〜」
まーくんがシビレを切らした
「おそといくの！？」
行くという単語に反応したのは翔くん
「何いってんですか」
冷たく返したのは和くん
「だってさ外出許可があったら出れるんだよね」
ね？と聞かれてうんと答えると
「じゃあおっけーだね」
「いや、なにがですか」
「実は俺、貰ってきました！」
「おそと♪おそと♪」
ニコニコしながらおそとと嬉しそうに呟いてる
実はまーくんが先生に頼んで
外出許可の紙をもらったそう
だから今は他の患者さんと会わないように
こっそりと駐車場まで向かっている
あ、ちゃんとマスクと帽子はかぶせてますよ
「よーしついたー！」
「ついたー！」
まーくんの車に乗り込んで
「どこ行くの？」
「んーとねドライブだよ」
すると助手席にいる和くんが
「なら私は要らないんじゃないですか？」
て言うからまーくんがからみにいって
「そんな事言うなってニノー」
目の前でいちゃつきはじめても困るんですけど･･･
「Aちゃんドライブだってたのしみだね！」
「そうだね」
まぁ翔くんが笑顔だしいっか
「翔くん！窓は開けちゃダメだよ！」
「えー」
風を感じたいみたいでしきりに窓を開けようとする
ダメダメ！ここ東京！バレるよ！
「楽しかったね〜」
あの後帰って来て翔くんはまだ余韻に浸ってる
「だね」
「ぼくもうんてんしたいなー」
出来るけどね免許はあるけどね
「ねぇぼくがうんてんしたらかっこいい？」
コテンと首をかしげて聞いてくる
そうだなぁ確かに運転してる翔くんは
「かっこいいよ」
真横からは見たことないけど
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ゆかり - しようちやん愛してる (2018年11月19日 23時) (
レス) id: 971a33d799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐リス | 作成日時：2018年11月19日 17時
