トップアイドルは幼馴染～2～ (ページ15)

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あれから夜寝る前にはキスされるのが日課になってきた

唇にはされてないけどね

え？慣れたのかって？･･･慣れるわけないじゃん

慣れなくて寝不足･･･にはならずに普通に寝れてるけど

そんなある日のこと翔くんが

いつも通り帰って来たんだけどね

「ただいま！」

「おかえりー」

そうこの後がいつも通りじゃなかったんだ

「何その紙袋？」

「これ？これはね～」

その袋から出てきたのなんだったと思う？

「･･･これは？」

「どれがいいかなって迷ったんだけどね

やっぱりこれが似合うかなって思ったんだ」

どう？ってかわいく首かしげてるけどさ

「いや、それはちょっと･･･」

「あれ？気に入らなかった？

うーん気に入ると思ったんだけどな～」

「いやそうじゃなくてさ」

「あ、気に入らないとかじゃないんだね！

よかった～あ！これ着て明日９時に駅前集合ね」

「え、駅前？」

「うんあと僕これからまた仕事があって

今日は帰れないから先に寝てていいからね」

そう言ってギュッと抱きしめてから

いってきまーすとまた出ていった

私はというと何が何だか分からず戸惑うばかり

そして翌日言われた通りその服を着て駅前にいるんだけど

(なんで素直に着てきてるんだろ･･･)

さすがにさ･･･無理があるんじゃないの？

そんな事をずっと考えながら待っていると

「Aちゃん！」

呼ばれて顔を向けると

「翔･･･くん？」

白のブラウスにネクタイ上に黒のベストを着て黒のズボン

ヤバい･･･かっこいい翔くんの周りだけ輝いてない？

いやいやそうじゃなくて！

「ねえ･･･それって制服？」

「そうだよAちゃんもかわいいね」

僕の見立て通り！って腕を組んで頷いてるけどさ

「なんで2人して制服着てるの？」

そう昨日渡されたのは女子の制服だった

そして今翔くんが着てるのも制服である

あまりにも似合いすぎてて

高校生って言われても違和感がまるでない

「だって制服デートしたかったから」

「で、デート！？いや、それよりも変装なしで

こんなとこ来ちゃダメだよ！」

さっきからみんながかっこいいってこっちを見てるよ

中には櫻井翔に似てない？って言ってる人もいるよ！

「まぁ詳しい事は歩きながら話すからとりあえず行こっ」