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『あー･･･長いよぉ』
お昼時の食堂のテーブルに突っ伏す私
［そんなに？］
『いつもの何倍も遅い･･･』
講義を聞いていても頭の中にみんながチラつく
そうすると大丈夫かな、泣いてないかなと考えてしまい
『ほぼ入ってこないよ･･･』
［それはまずいね〜］
『他人事のように言わないでくれる？』
［だって他人事だもん］
買ってきた定食を食べながらサラッと言う
なんて冷たい親友なんだ
『なんか冷たくない？』
［そんなことないよ
あの子達に頑張るからって言ったんでしょ？
なら頑張りなさいよ］
･･･ごもっともです
『はい･･･頑張ります』
［よろしい］
『じゃあ私帰るね！』
［またね〜］
終わってからダッシュで部屋を出て
それからそんなに距離もないのにそのまま走って行った
この暖かくなってきた季節にそんな猛ダッシュをすると
『ハァハァ･･･あっつ』
着く頃には息切れ＋コートが邪魔になるほど暑くて
門の前で息を整えてたら知らない人にチラチラ見られた
うぅ･･･恥ずかしい
深呼吸をして園の中へ入って行くと
丁度ガラス扉越しに翔くんと目が合って
翔「おねーちゃん！」
声は聞こえないが口の動きでそう言ったのがわかった
そしてその声に反応して翔くんのクラスの先生が出てきた
その後に続いて翔くんも出てきて
翔「おねーちゃんおかえり！」
抱きついてきた
『翔くんただいま』
〔翔くん達のお迎えですよね？〕
『はい そうです』
〔お連れしてきますね〕
雅「ねーね(泣)」
雅紀くんは会えた嬉しさからか泣いてしまい
双子は私に会うと直ぐに
和潤「ばーばい」
先生に向かってバイバイ
これには先生も苦笑い
そして智くんは
智「ねーちゃんおかえり」
ふにゃっと笑った
夜ーー
『智くん』
智「なにぃ？」
みんなが眠った後に智くんを呼んだ
『偉かったね今日は』
智「んふふそう？」
『うん偉い よく泣くの我慢してみんなを引き止めたね』
智「うん」
『あの時智くんがみんなに言ってくれたから
私も大学に行けたんだ』
智「うん」
『ありがとう』
智「うん･･･」
震えてる智くんをぎゅっと抱きしめると
智「おいらがんばった
なきたかったけどがまんした
だってみんなのおにーちゃんだもん」
『うんそうだね』
今まで溜めていた涙を流した
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真翔(プロフ) - 櫻さん» コメントありがとうございますお話で笑ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*) (2019年2月24日 23時) (
レス) id: 55e359673a (このIDを非表示/違反報告)
真翔(プロフ) - 表裏さん» お返事遅くなりましたすみませんコメントありがとうございますm(_ _)m (2019年2月24日 23時) (レス) id: 55e359673a (このIDを非表示/違反報告)
櫻 - とっても可愛いお話ですね。時々ある突っ込みも面白いです。連載楽しみにしています。 (2019年2月24日 22時) (レス) id: c2f5e00ef7 (このIDを非表示/違反報告)
表裏(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年2月7日 18時) (レス) id: 56919a78d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐リス | 作成日時：2019年2月4日 0時
