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「あらあらこの子がそう？かわいい子が来たわね」
さとしくんを見ておばあちゃんは柔らかく笑った。
『えっと･･･ごめんなさい･･･勝手に引き取って』
「いいのよ。家族が増えたんですもの」
相談もせずに勝手に引き取ったのにおばあちゃんは怒りもせずにそう言った。
「初めましてAのおばあちゃんです」
私の後ろに隠れているさとしくんに目線を合わせた。
智「こ、こんにちは･･･おーのさとしです」
「あら偉いわね〜。お名前ちゃんと言えるのね。この子は小さい頃言えなかったわよ」
『ちょ！余計な事言わなくていいから！』
そんな私の言葉を無視しておばあちゃんは続けた。
「私のことを本当のおばあちゃんって
思ってくれたらいいからね」
智「ばーちゃん？」
「そうそう」
すると少し笑って嬉しそうに
智「ばーちゃん」
そう言った
「この子のことはなんて呼んでるの？」
智「ねーちゃん！」
「あらあなたに姉なんてつとまるのかしら？」
意地悪くニヤニヤしてくるおばあちゃん
『出来るよ！なんならお母さんだって出来るわ！』
そう言った時にハッとしてさとしくんを見たけど
智「ねーちゃんはかーちゃんにもなれるの？」
不思議そうな顔をしていた。
そんなさとしくんの頭を撫でて
『お父さんとお母さんが恋しくなったら私が抱きしめてあげるからね』
智「うん･･･」
多分幼いながらに理解してるのだろう。
もう親に会えないという意味を。
代わりなんて誰にも出来ないけどせめて抱きしめて聞いてあげる人がいないといけない。
『辛い時は辛いって言ってね』
どんどんその小さな体に溜め込んでしまうから。
これがさとしくんとの出会い。
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真翔(プロフ) - 櫻さん» コメントありがとうございますお話で笑ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*) (2019年2月24日 23時) (
レス) id: 55e359673a (このIDを非表示/違反報告)
真翔(プロフ) - 表裏さん» お返事遅くなりましたすみませんコメントありがとうございますm(_ _)m (2019年2月24日 23時) (レス) id: 55e359673a (このIDを非表示/違反報告)
櫻 - とっても可愛いお話ですね。時々ある突っ込みも面白いです。連載楽しみにしています。 (2019年2月24日 22時) (レス) id: c2f5e00ef7 (このIDを非表示/違反報告)
表裏(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年2月7日 18時) (レス) id: 56919a78d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐リス | 作成日時：2019年2月4日 0時
