出会い 和也編 ページ20
・
『･･･』
智翔雅「･･･」
『･･･』
智翔雅「･･･」
『好きに遊んでていいんだよ』
智翔雅「うん」
『･･･おもしろい？』
智「わかんね」
翔「おーしろい！」
雅「わかねー」
でしょうね。
今あなた達が見てる本は大学で使う参考書だから。
･･･え？
『翔くん今おもしろいって言った？』
翔「う？」
私の言葉を真似しただけかな？
でも3人の中で一番本に興味があるみたい。現に今も参考書見てるし。
他のふたりは飽きたのか違う遊びをしてる。
勉強の息抜きでもしますか
『翔くん絵本読んであげようか？』
そう言うと参考書から顔を上げて
翔「いーの？」
『うん、何読む？』
翔「えーとね」
本棚の前で真剣に腕を組んで(るつもりで)考えてる。
お巡りさーんこの子犯罪級に可愛いすぎるんですけどー
翔「こえ！」
取り出したのは
『バンビ』
いやセレクトかわいすぎない？
『これ読むの？』
翔「うん！」
膝の上に乗せてゆっくり読み聞かせ開始。
途中から智くんと雅紀くんも来て一緒に聞いていたけど私に寄りかかって寝てしまった。
『おしまい おもしろかった？』
翔「うん！もっと！」
『じゃあ選んできて私今動けないから』
私の左右で眠る二人に気付いたようで
翔「もー、しょーないこね！」
プクッと頬を膨らませて腰に手を当てた。
(だ、誰のまね？)
私の膝から降りるとリビングの奥にある和室に行き、智くんと雅紀くんの毛布を(引きずって)持ってきてくれた。
(な、なんて優しいの！！)
二人に優しくかけてあげるジェントルマン。
そんなジェントルマンが選んだ本は
『･･･シンデレラ』
乙女か！！
「ただいま〜」
『おか･･･え？』
智翔雅「(お)かーり！」
「ただいまかわいい孫たち〜」
あの、すいません
「今日のご飯はハンバーグなのね」
智「おいらたちてつだってるんだよ！」
「えらいわね〜」
なんでみんなその両手に抱えてるのを突っ込まないの？
あれ、もしかして私の幻覚？
智「ばーちゃんそれなに？」
今気付いたのかい？
「この子はね新しくここの子になるのよ」
『は！？』
智「そーかぁおいらにまたおとーとができたぁ」
翔「しょーふたりめ！」
雅「ぼくはじめて！」
え、みんなナチュラルに受け入れすぎじゃない！？
『待って！なんで？なんでそうなったの！？』
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真翔(プロフ) - 櫻さん» コメントありがとうございますお話で笑ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*) (2019年2月24日 23時) (
レス) id: 55e359673a (このIDを非表示/違反報告)
真翔(プロフ) - 表裏さん» お返事遅くなりましたすみませんコメントありがとうございますm(_ _)m (2019年2月24日 23時) (レス) id: 55e359673a (このIDを非表示/違反報告)
櫻 - とっても可愛いお話ですね。時々ある突っ込みも面白いです。連載楽しみにしています。 (2019年2月24日 22時) (レス) id: c2f5e00ef7 (このIDを非表示/違反報告)
表裏(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年2月7日 18時) (レス) id: 56919a78d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐リス | 作成日時：2019年2月4日 0時
