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『ここには一人で来たの？』
喋れないのか喋りたくないのか、ずっとこっちを見てるだけのまさきくん。
どうしようか迷っていると
智「な、いっしょにあそぼう！」
翔「あそぼ！」
2人は遠慮なく近付いて行った。
そんな2人にビクッとしたけど2人は構わずまさきくんを誘っている。
智「あっちでおやまつくってるんだいっしょにつくろ！」
翔「つくろ！」
まさきくんは何も言わずにジッと見てたけどゆっくりブランコから降りた。
それを2人は肯定と受け取ってまさきくんの腕を引いて砂場へと連れて行った。
智「おいらさとしっていうんだ」
翔「しょーはしょーっていうんだよ！」
翔くん自分の名前二回いっちゃってるよ。
雅「ぼく･･･まさき」
小さな声だったけど2人はちゃんと聞き取って
智「そっか！まさきよろしくな！」
翔「よろしくなー！」
そう言って遊び始めた。
何となく入らない方がいいかなと思って見てたんだけど、しばらくすると智くんがこっちを向いて
智「これねーちゃん！」
いや、智くん･･･これって･･･
翔「ねーちゃ！」
翔くんもニコニコと紹介してくれた。
『どうも2人のねーちゃんです』
そばにしゃがむと大きな黒目がちの目がこっちを見た。
智「かわえーだろ！」
翔「だろ！」
ドヤ顔でまさきくんに自慢してる2人。
そんなの言われた事ないから恥ずかしくて俯くと
智「てれてるー｣
翔「てるー」
1発で見破られた。
『て、照れてないよ！』
智「うっそだー。かおあかいもん」
翔「あかいもー！」
『赤くない！』
年下にからかわれて大人気なく言い返す私。
そんな私たちの会話を見ていたまさきくんが
雅「ふふっ」
『まさきくん今笑った？』
指摘するとパッと表情を戻した。
『あ、いいのいいの。笑っても怒らないから』
そう言うと少しホッとした表情になった。
『お家はどこなの？』
夕方になったから送って行こうとしても頑なに家の場所を言わない。
いや、この歳だし分からないのかな。
どうしよう･･･困った
こんな小さい子供をずっとここに置いとくなんて、親は何してるんだろう。
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真翔(プロフ) - 櫻さん» コメントありがとうございますお話で笑ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*) (2019年2月24日 23時) (
レス) id: 55e359673a (このIDを非表示/違反報告)
真翔(プロフ) - 表裏さん» お返事遅くなりましたすみませんコメントありがとうございますm(_ _)m (2019年2月24日 23時) (レス) id: 55e359673a (このIDを非表示/違反報告)
櫻 - とっても可愛いお話ですね。時々ある突っ込みも面白いです。連載楽しみにしています。 (2019年2月24日 22時) (レス) id: c2f5e00ef7 (このIDを非表示/違反報告)
表裏(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年2月7日 18時) (レス) id: 56919a78d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐リス | 作成日時：2019年2月4日 0時
