秋の選抜16 ページ22
仙「幸平創真、品目は？」
幸「海苔弁っす」ﾄﾞｰﾝ
「何ぃぃーー！？」
「海苔弁だとぉぉぉぉぉぉ！？」
「薙切にそんな品で勝つ気かよぉ！？」
なんか、脱力しちゃうなぁ
ア「幸平くん、のり弁ってなぁに？」
幸「あれ？何だよ知らねぇの？
お前の分も後で作ってやろうか？
ただ、ふつうののり弁じゃあねぇけどな」
ゆきひら流 進化系のり弁
幸「どうぞ、おあがりよ！」
大「ほう・・・！海苔弁当と言われれば四角く平らな容器をイメージするところだが
重ねて運ぶ弁当箱とは！
中々に新鮮だ」
『しかも、こらは"ランチジャー"と呼ばれるものですね
ステンレス製の保温容器によってご飯とスープの熱を保つことができるんです』
ア「ふぅん、日本の弁当箱は進んでるのね。
A君って物知り〜」
『最近のものは半日くらい経っても結構温かさが保つんだよ
スープを熱々にしてからいれるとご飯の保温力も高まるんだ』
ア「まぁ！A君賢い！」
幸(俺が言おうと思ってたのに・・・)
Aとアリスの空間だけお花がみえる
((緊張感ねぇな))
青「勝負の最中だってのに薙切アリス、緊張感ねぇなぁ」
水「見下してやがるんだよ幸平のことを！
ニコニコしてるけど
自分が負けるなんて全く思っていない・・・！」
お弁当を開くとまず見えてくるのは３種のおかず
鱈のフライ
ちくわの磯辺揚げ
金平牛蒡
『ふむ、外はさくさく、中はふんわりと見事に揚がっている』
大「そして金平牛蒡のまろやかさ！隠し味にマヨネーズとバルサミコ酢を僅かに加え、こくを深めている・・・！」
「おお！好評だ」
「でも見た目が致命的に地味だよ！」
「うん、薙切アリスみたいに派手な演出もなかったし・・・・・・」
大「さて、お次はフライを・・・」
大「おお！箸で軽く切れよる！恐らくコレは出汁と調味料で一度煮てから揚げているな
そうすることでフカフカとした柔らかい食感が生まれ・・・・・・」
透き通るようなまろやかな風味
エグミがまったく感じられない
まさに春めいた高原に吹く柔らかな風のよう
B級グルメとは思えない上品な味
おそらくこれは出汁による効果
仙「『マグロ節による出汁だ/ですね』」
マグロ節
鰹出汁と比べると淡白だが非常に繊細優雅な旨味をもつ
雑な扱いをすれば一気に味が台無しになるが
ビールで揚げているためか
なんとも上品な一品に仕上がっている
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天霧(プロフ) - とても面白いですか？次の更新も待ってます。頑張ってください！ (2021年8月14日 14時) (
レス) id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - とても面白かったです。続きが気になります。 (2020年11月27日 22時) (レス) id: a8c24b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜 - とても面白かったです続き楽しみにしています頑張って下さい (2020年11月3日 13時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗星 | 作成日時：2020年7月7日 19時
