秋の選抜12 ページ18
翌日 月天の間
《長らくお待たせしました只今より
秋の選抜本戦！一回戦第一試合を開始いたします！！》
「みろ！審査員席・・・
薙切仙左衛門・・・！！」
「食の魔王が直々に審査するのか。さすが本戦」
「すげぇ・・・予選とは比べ物にならない緊張感だ・・・・・・！！」
ギィィィィ
佐「おお！出てきたぞ！」
水「第一試合から
いきなり幸平の登場だー！！」
VIP席に座る人たちは幸平を品定めするように観察した
「編入生は予選結果２位タイ」
「対戦カードによっちゃかなり良いところまでいくんじゃねぇか？」
水「幸平のやつ、期待されてんなー」
榊「えぇ・・・予選で一気に注目度が上がったわね」
水「さて、対戦相手は誰だろう。いきなり新戸緋沙子は勘弁しろよな」
青「あっ！おい！見ろ！」
すると、反対側のゲートが開いた
観客席では「誰だ誰だ！」と興奮気味で入場者をみる
姿を現したのは
雪のような真っ白な髪
薙切えりなにも勝るとも劣らずのスタイル
その瞳は獣のようにギラギラと赤く輝る
「薙切アリスだぁーー！！！！」
幸平創真の初戦相手があの薙切アリスだとしり、つくづく幸平の運の悪さに呆れてしまう
薙切アリスは会場に入場すると、Aを見つけ
先ほどまでの獣のような顔から、朗らかに笑い、手を振る
ニコリと笑い返すと
Aの隣にいた早乙女星周が話しかけた
早「忘れもしない、７年前の北欧だったね
驚愕の事件だった・・・」
勿論Aも覚えていた
分子美食学において、最も権威のある国際コンクール
そのそうそうたる受賞者のなかに
年端もいかない少女がまざっていたのだから
その後、あらゆる賞を総なめにし、１０歳になる頃には
取得した特許の数ざっと４５！
２０店舗もの料理店とメニュー研究の契約を結んだ
分子美食学の申し子
正真正銘の天才で
Aの幼馴染みでもある
そして間違いなく十傑入りに最も近い生徒の一人
ア「A君、私の料理で蕩けさせてあ・げ・る♪」
(そして、私のものになってね)
『それは楽しみだね、アリス』
その時、少し背中から冷気が感じられた
後ろは振り向かないでおこう
アリスがもってきたトラックの中には大量の調理機器
圧倒的技術と設備
しかも観客までいる
幸平君、君はこの重圧に耐えられるかな？
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天霧(プロフ) - とても面白いですか？次の更新も待ってます。頑張ってください！ (2021年8月14日 14時) (
レス) id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - とても面白かったです。続きが気になります。 (2020年11月27日 22時) (レス) id: a8c24b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜 - とても面白かったです続き楽しみにしています頑張って下さい (2020年11月3日 13時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗星 | 作成日時：2020年7月7日 19時
