秋の選抜7 ページ13
「うぉぉぉぉぉぉ！葉山の品に続いて」
「香りの爆弾が直撃！！」
幸「幸平謹製"カレーリゾットオムライス"だ」
幸「熱いんで、気ぃつけな」
香「期待値は葉山くんのカレーに劣らず！ではっ頂こう！」
艶々輝いた米
そこから立ち上るまろやかな香り
「自然に顔がにやけてしまう・・・！」
スプーンですくい、口に含む
ほかほかした米が喉を通る
鶏ガラと牛スジの濃厚な出汁
バターで炒めた牛ひき肉や玉葱の旨味がライスにものって
リゾットのとろみがしっとり焼かれた卵と渾然一体に
『まさに味の怒涛っ』
千な「どうやら決めてはこのソースね！」
オイスターソースをベースに蜂蜜でアクセント
まろやかな酸味が効いていて濃厚
このソースと中身のリゾットで二段階の風味が作られている
これは言わば"香りの誘爆"！！
中と外の香りがダンゾクテキニ混じり合い誘惑している！
『これは、マンゴチャッツネ』
千な「そんな！これだけで深い風味が生まれるの！？」
本場のインドでは付け合わせ
カレーそのものに入れるのは日本独自の手法
「本場からしてみれば型破りな調理法・・・しかしそれによって
美味しさの次元を跳ね上げたのか！」
「おいおい！大絶賛じゃねぇかよ！」
「編入生の奴まさか葉山アキラに！？」
僕は彼に少し近親感が湧くなぁ
９３
「・・・おぉ・・・９３・・・」
「２位、か・・・」
「ま、まぁさすがに首位はなかったか」
「ああ、相手はカレーの権化みたいな奴だからなぁ」
葉「っ！！」
佐《こ、これは！
５人中３人の方が幸平選手に多くの得点を入れています！
そ、その中には
西園寺さんも！》
「「何ぃ！！？？」」
港「君たちぃ！！あの芸術品のようなカレーの凄さがわからないのか！？ホーリーバジルを活かしきった技巧を！」
香「あくまでもお題は"カレー料理"、スパイス選びだけの審査ではないでしょう？一皿の満足感がポイントで・・・」
千な「は、葉山くんのカレーはそこも優れていたわ！！」
モブ「でも何度も食べたいと思ったのは幸平選手の品で」
港「モブは黙りたまえ！！」
ワーワー！ギャーギャー！
場はカオスである
千な「Aくんは何故幸平くんを！？」
おっとー、白羽の矢が僕にたったようだ
『どちらの品も素晴らしかった、しかし、個人的には彼の品を評価したかった、それだけです』
千・港「「っ〜！！」」
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天霧(プロフ) - とても面白いですか？次の更新も待ってます。頑張ってください！ (2021年8月14日 14時) (
レス) id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - とても面白かったです。続きが気になります。 (2020年11月27日 22時) (レス) id: a8c24b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜 - とても面白かったです続き楽しみにしています頑張って下さい (2020年11月3日 13時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗星 | 作成日時：2020年7月7日 19時
