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A「…ちゃんとした、やり方……って、やり過ぎるな………って、言ったじゃん(泣)」
マリウス「Aちゃん…」
A「……気づけなくて、ごめんね？」
ベッドの横に膝立ちをして、風磨の手を握るAの肩を優しく抱き寄せるマリウス。
A「ふ、まが起きなかったら…私…(泣)」
聡「そんな事 言わないでよ…(涙目)」
勝利「そうだよ…っ、 風磨くんを信じよ？(涙目)」
健人「A、大丈夫だから。菊池は、絶対 目ぇ覚ますから」
A「うんっ…(泣)」
握った手を自分の額に宛て、祈るように頷くAを、4人は涙目になりながら見つめていた。
しばらくして、血液検査の結果が出たと医者から呼ばれ、健人とマネージャーが話を聞きに行った。
A「…バカふーま。起きろ、」
勝利「風磨くん？ 早く起きてよ」
聡「…新曲の初披露なんだよ？」
マリウス「風磨くん居ないと…完璧にならないよ？」
風磨「……………」
健人「…A、」
A「健人………」
医者から話を聞いてきた健人が、Aの傍にやって来ると…
健人「血液中の数値が、ほとんど標準より低いらしい。先生の話では…ギリギリのラインだって…」
勝利「そんな…っ、」
マリウス「風磨くん…起きてよっ！(泣)」
聡「マリウスっ！(泣)」
健人の言葉に、風磨の肩を掴み激しく身体を揺さぶるマリウスを止める聡。
A「………健人、」
健人「…どうした？」
A「私…異変に気づいてたのに……止められなかった……風磨がこうなったの…私のせいだ……っ、(泣)」
健人「Aのせいじゃない。だから、自分を責めないで？ 大丈夫。菊池は必ず起きるから」
A「でも、…っ、」
健人「…今は菊池を信じよう？俺らが信じてやんないで、どうすんの？」
泣きながら自分を責めるAを、涙目になりながら必死で慰める健人。
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作者名：聖子 | 作成日時：2019年12月17日 12時
