【魔入間】なぜかこちらが召喚されたのだが2

悪魔だよね？悪魔なんだよね？なんでそんないい子なの？ ページ10

下校の時間です


入間くんは今日も一緒に帰れないらしい


『入間くん何してんだろう』


クララ「むー入間ちと遊びたいよー！」


首席もどこ行ったか知らないって言ってたし


もしや人間ってばれて危ないめに…？


でも朝は普通だよなぁ




クララ「あっアズアズ聞いて聞いて！
Aちの絵ねーすごい上手だったんだよ！」


アズ「絵？」


『そう！ほら私って天才……

あっ自由帳教室に忘れた…ごめん取りに戻る』


アズ「学校には明日も来るのだし、明日でも…」


『おじいさんから貰ったやつだし、なんか愛着湧いたから』


アズ「自由帳に愛着って…」


なんか私、色んな物に愛着湧くんよね


『私戻るから、ごめんね！私おいて帰ってていいよー！』








『う"はぁ…ダッシュしんどき……』


どうせ置いていかれるんだから、別に急がなくてもよかったのにな…なんて思いながら学校まで戻ってきた


『そういえば教室って鍵あいてるかな…』


呟くと同時に隣を通った女子生徒が何かを落とした



『ハンカチ…

あの、すいません！今これ…』


その子の二の腕を軽く掴んで呼び止める


「ハンカチ？あ、ありがとう
ござ、い…ました…

…あっ！」


『え？』


「…あなたは入間さんのお姉さん…！」


『え？？』


ハンカチの持ち主の、黄色の髪の生徒は私を見て異常なくらい驚いている


「えと、そうですよね…？」


『あ、はい。まぁ…』


私って義姉だっけ義妹だっけ

双子って設定だっけ？

なんだっけ…


「私入学式の日の、入間さんと首席さんが戦ってるときに、入間さんに助けてもらったんです」


あーーーあの時か。爆発音したあれ


へー入間くん戦ってたのに女の子助けてたんだ
えーイケメーンかっこいー()


『そうなんですね。あ、それで入間くんに何かを伝えたいんですか？』


「いえ！入間さんにお姉さんがいることは知っていたんですけど、あまり見たことはなかったんです。
だから素敵な入間さんのお姉さんにハンカチを拾っていただけて嬉しくて…」


『あっ…！それだけなのね！！？』


「あ、はいそれだけなんです。…なんかすみません」


『いやいや！いいんですよ。
……なんかびっくりだなって…』


この子は入間くんを素敵だと思ってるだけで
私のことは普通はなんとも思ってないはずなのに


その私と話しただけで嬉しいなんて


なんていい子なのだろうか可愛いし

鍵かりるためだけに先生のとこ行くのちょっとめんどいし嫌なんですよ→←ロリコンってバレるのは言い方次第だよなぁうふふふ

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