代わりじゃない

# ページ44

主人公side


次の日の撮影は個人撮影が多めだったので

楽屋で過ごすことが多くなりふっとスンミンと

2人の時間ができた


『スンミン』

s「ん？なぁに？」

『これ聞くのはずるいと思うんだけど僕が入るの
　スンミンはどう思ってる？』

多分一ヶ月経つ前にこの結論はいずれ8人から出るんだと思う

今の僕をどうみているか聞いてみたかった

スンミンに聞いたのはたまたまで

誰でもよかったかといえばそうでもない

リーダーに聞くのもマンネに聞くのもなんか違くて

同年代で素直に言ってくれそうな人がたまたま

今一緒だった、、、それだけ


s「僕は、このグループでこの先ももっと沢山の人に会いたいし
　 好きになって欲しいって思ってる」

『うん』

s「そこにもしAがいたら、多分楽しいと思う」

『楽しい？』

s「うん、面白くて楽しいと思う」


僕の質問の返答として正しいのかイマイチ的を得てないような

気もするけど、スンミンの素直な気持ちなんだと

受け取ってみる


s「ねぇこれ歌える？」

『急に？歌えるよ、交互で歌う？』

s「うん」


それから2人で歌ったり他愛のない話をする

この時間が居心地が良くって、スンミンが呼ばれるまで続いた

サラッと話が終わったけど

スンミンは俺が入るのは嫌ではないような気がする

それだけでちょっと心が軽くなった


「よーい、すスタート！」


メンバーの撮影が進み深夜までかかったが

無事mvの素材は撮り終えたようだ

死んでるメンバーが何人かいたけど明日も

午後からお仕事だと言うから早く帰って寝たいだろうな

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