代わりじゃない

# ページ29

HN side


『、、、以上です』

b「うん、想像とは違った路線の音楽に素直な
　Aの気持ちを書いた曲だった、心にちゃんと響いたよ
　チャンビナ、ハンどう思った？」

c「曲調に歌詞はちゃんと考えられているし
　 このまま音源として出せるレベルだと思います」

h「歌詞にありのままのAさんがいた
　 僕らの練習生時代に聞かせてあげたい曲だと思った
　 うん、とってもよかったよ！」

『ほっ、、、』


安心して力が抜けたのか地面に座り込む彼

思わず近寄り手を取れば、さっきとは打って変わって弱々しく

握った彼の手は冷たかった


b「実力テストはこれで終了、、、だけど加入を決めるには
　 まだ君を知らなさすぎると思ったから僕から提案だ」

『はい、なんでしょう？』


立ち上がり僕の横に並ぶ彼の目はまっすぐチャニヒョンを

見つめその眼差しはさっきの壊れちゃいそうな彼とは違う

とても強くて、かっこいい


そしてチャニヒョンの言う言葉に僕も驚くことになる

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