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魔女集会で会いましょう〇〇mr ページ6

昔流行った「#魔女集会で会いましょう」で書きました。
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side.mr

「こんなところに赤ん坊が、」
「目が赤い...きっと魔物扱いされたんだろうねぇ、可哀想に」
「面白いから育ててみようか、話のネタにでもしよう」

＿＿＿＿＿＿＿運命だったんだろうか、
＿＿＿＿＿＿＿この子との出会いは。

20 years later

こんなはずじゃなかった。

人間の世界は面倒なことが多すぎる。義務教育ってなんだ、魔法を使えばすぐじゃないか、あと面倒なのが病気。ずっと付きっきりで看病しなきゃなんない、疲れる。

そして1番面倒なのがこのガキ。
手塩にかけて育てたおかげで、そこそこ頭が良くて顔も悪くない子に育ってくれた。
好き嫌いが多いのは僕のせいじゃない、きっと。
そんなガキが最近困った行動をするのだ。

『拓哉さ～ん』
「どうした？」
『膝枕してよ、疲れた』
「いつまで甘えてんだよ、絶対しないよ」
『拓哉さんが好きだからして欲しいんだよ』
「ガキがからかうな、勝手に寝てろ！」
『んえぇぇ......けちぃ......』

これだ。こいつは簡単に好きだとほざく。
好きが何かは知らんが、言われる度に胸が苦しくなる俺の身にもなって欲しい。最近ではこいつの事を考える度に苦しい。これが人間で言う「病気」なのだろう。負けた気がするから本人には言わないけど。

数ヶ月後

今日は4年に1度の魔女集会だ。
用心棒としてヤツを連れていくのだが、
『拓哉さん本当に行かなきゃ行けないの？』
「面倒だけどね。仕事だから。」
『......仕事ならしょうがないけど、』
「う、うん？」