qkbl (ページ16)

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朝 fkmr ページ16

ただ甘々してるだけ
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今日は珍しくカーテンから漏れる朝日で目覚めた。隣では未だ夢の中にいる河村が身じろぐ。俺は起こさないようにそっとキスをして寝室を出ると、朝食の準備に向かった。

河村は覚えていないだろうが今日は同棲を始めてちょうど1年の記念日だ。だからといってすることはない、いつも通りが俺たちらしくていいのだ。

さぁ、お姫様の登場だ。

『ふくらはやいね』
「なんか起きちゃったんだよね、手あらって歯磨きしておいで」
『んー、、』

なんかグズってるな。

そっか、まだおはようのキスをしていない。

まだねぼすけのままな河村の髪をかきあげると、河村がふわっと微笑む。
額にキスを落とすと満足気に洗面所へ行った。

『お腹減った、まだ？』
「もうちょっと待って」
『んぇー』

お腹に抱きついてきた河村は料理の邪魔でしかない。さらに頬っぺたにキスをかましてくる。可愛い。なんで今日はこんなに甘えたなんだ。

『なんで甘えたなんだ、とか思った？』
「......覚えてたの？」
『うん。』
「珍しい」
『俺だって一緒に暮らせるの嬉しかったんだよ、意外だろうけど。』
「かわいいなぁ笑」

河村の意外な事実を知った所で朝食ができた。いつも通りの日常を過ごすはずが急に特別感が増す。

「『いただきます』」

・
・

「『ごちそうさまでした』」

『美味しかった、ありがとう』
『今日は記念日だから特別に頑張ったご褒美をあげよう』

ﾁｭｯ

「(こんな日も悪くない)」