仕事は? ページ48
「お疲れ様です。」
事務所を後にして
真っ先に触れる携帯。
sho今日は顕嵐とこ寄らずに帰ってきて。
少しだけ疑問に思ったものの
顕嵐くんに連絡を入れ
久々に真っ直ぐ自分の部屋まで足を進める。
「紫耀仕事休んだの?
具合でも悪いの?」
リビングのドアを開ければ
白いソファに横たわってる紫耀の姿。
紫『辞めた。』
聞き間違えだろうか
足がピタッと止まる。
「辞めたってえっとその…。」
紫『そう店辞めてきた。
て言っても来週
お別れパーティみたいなのはあるんやけどな。
それで最後。』
「でも急にどうして?
長い間続けてきたのに。」
不安な表情の私とは対照的に
ニコッと口角を上げ
天使のような微笑みを浮かべて続ける。
紫『そんなのAちゃんのことが
心配やからに決まってるやん。
俺がずっと家におれば
もう顕嵐のとこ行かなくても済むし
Aちゃんも安心して
帰ってこれるやろ。』
その場で立ち尽くす私に
近寄って
頭をポンポンと子供をあやす様に
優しく手を置く紫耀。
「でもお客さんだってあんなにいるし
私は本当に大丈夫だから
私の為なんかに仕事辞めたりしないで。」
紫『もう決めたことやねん。
これからの俺仕事はAちゃんを守ること。
だからもう心配せんでな?
それからもう顕嵐とは関わるな。
お願いやから。』
子犬のような目で
見つめてくる紫耀に
これ以上何も言い返せなかった。
顕嵐くんのことになると
不安になるのか
感情を剥き出しにしてしまうところとか
私のことを守ってあげたいとか言われてしまうと
私の体に抱きついた
彼を突き放すことなんて出来るわけがなかった。
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恋(プロフ) - まいさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年12月15日 1時) (
レス) id: 4779cb5bc5 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 更新頑張ってください！楽しみにしてます(^^) (2016年12月14日 20時) (レス) id: 358cffb8ce (このIDを非表示/違反報告)
恋(プロフ) - 宮澤美玲さん» ありがとうございます(*_*) (2016年12月4日 1時) (レス) id: 4779cb5bc5 (このIDを非表示/違反報告)
宮澤美玲(プロフ) - 更新楽しみにしてます。ハマります(><) (2016年12月4日 1時) (レス) id: fa2556831a (このIDを非表示/違反報告)
恋(プロフ) - さらさん» ありがとうございます(`>◇<´) (2016年11月27日 20時) (レス) id: 4779cb5bc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋(ren)
| 作成日時：2016年11月27日 0時
