いただきます ページ44
顕『ねぇ。
余計なお世話かもしれないけど
ちゃんとした方がいいよ。』
あれから家に戻って来て
私は夕食作りに取り掛かっているが
顕嵐くんはまだ私と紫耀くんの
妙な関係が気になるようで。
私自身も正直目を背けていた部分だから
適当に返事をしていると
ねぇ聞いてる?
何て拗ね始める彼。
「うん。
聞いてるけど…。
ごめん。
とりあえず出来たから食べよう?」
顕嵐くんは納得行かないと言わんばかりに
口を少し突き出して
小さな反抗をするけど
お腹が空いていたのか
すぐにカルボナーラを口に運ぶ。
顕『めっちゃうまい。
Aさん天才。』
勢い良く呑み込んだかと思えば
目を細めてキラキラスマイルを向ける顕嵐くん。
本当に美味しそうに食べてくれるから嬉しくて。
「良かった。
天才は大袈裟すぎるけどね。」
顕『Aさんは出来る彼女過ぎるんだよ。
それが悪いって言いたいわけじゃない。
だけど頑張りすぎなの。
なんでも一人でやっちゃおうとするから
人に頼ることも大事。
だからもう一回だけ言うよ。
紫耀さんとちゃんと話してみて。』
ご馳走様でしたと手を合わせて
自分と私の空のお皿を重ねて
キッチンに直行する彼。
運んでくれたことにお礼を言おうと思うと
そのまま洗い始めるから
慌てて立ち上がりキッチンへ向かう。
「えっいいよ。
私が洗うから。」
顕『大丈夫だよ。
さすがに皿洗いくらいはできるし。
Aさんは向こうで座ってて。』
結局言いくるめられて
黒いソファに腰掛ける。
申し訳ないななんて思いつつ
これが普通なのか
顕嵐くんの姿を見て
少しは紫耀にも甘えるべきなのかなって思った。
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恋(プロフ) - まいさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年12月15日 1時) (
レス) id: 4779cb5bc5 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 更新頑張ってください！楽しみにしてます(^^) (2016年12月14日 20時) (レス) id: 358cffb8ce (このIDを非表示/違反報告)
恋(プロフ) - 宮澤美玲さん» ありがとうございます(*_*) (2016年12月4日 1時) (レス) id: 4779cb5bc5 (このIDを非表示/違反報告)
宮澤美玲(プロフ) - 更新楽しみにしてます。ハマります(><) (2016年12月4日 1時) (レス) id: fa2556831a (このIDを非表示/違反報告)
恋(プロフ) - さらさん» ありがとうございます(`>◇<´) (2016年11月27日 20時) (レス) id: 4779cb5bc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋(ren)
| 作成日時：2016年11月27日 0時
